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第154号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2023年1月13日)

SKF世界組合協議会が経営陣と会談

2022-10-07

【JCM記事要約】

  • 10月3~6日に、SKF※欧州従業員代表委員会(EWC)、世界組合協議会(WUC)およびSKF経営陣がスウェーデンにて会合を行った。会合の1日目と2日目ではSKFの今後の活動や戦略、エネルギー危機、WUCに関する議論が行われ、3日目には経営陣からグループの戦略目標と将来のフットプリントについての発表が行われた。(※SKFはスウェーデンの世界最大手ベアリング製造メーカー)
  • WUC議長と副議長は、組合には発言権があることを改めて確認したうえで戦略的な議論・決定に関する情報と協議を要求し、経営陣はこの要求に応えることを約束した。

 

2022年10月7日:SKF欧州従業員代表委員会(EWC)、世界組合協議会(WUC)およびSKF経営陣がスウェーデンのイェテボリで久しぶりの対面会議を開き、同社の戦略と今後をめぐって協議した。
                                                      

10月3-6日、SKFが事業を展開しているほとんどすべての国々から40人前後の組合指導者が集まった。ケネス・カールソンWUC議長が参加者を歓迎し、この会議にSKFのウクライナ事業の代表が参加したことの重要性を強調した。

初日には、ヨーロッパの代議員がSKFの今後の活動や戦略、フットプリントについて経営側と議論した。この欧州従業員代表委員会では、エネルギー危機とウクライナに対するロシアの戦争の影響も話題に上った。

2日目は、グローバルな社会的対話機関であるWUCに関する内部での議論に集中した。運営委員会が最新情勢について報告し、マティアス・ハートウィッチ・インダストリオール機械エンジニアリング担当部長が次のように述べた。

「SKF WUCは独特だ――グローバル・レベルで社会的対話を行うための非常に成熟した機関であり、組合の関与に専念している。あらゆる労働組合が――ホワイトカラーかブルーカラーかを問わず――SKFの労働者のために協力することが、労働者にとって決定的に重要だ。そして、これは危機や変化の時期にはよりいっそう重要になる。私たちは労働組合として、組合員を導いてグリーンテックやデジタル化の課題を切り抜けさせる責任を負う。目標は、これを公正な移行にすることだ」

スウェーデンのインダストリオール加盟組織IFメタルのマリー・ニルソン会長が会合に参加、スウェーデンの産業環境における変化を取り上げ、グリーンテクノロジー関連の持続可能な産業政策の策定に特に言及した。同会長はウクライナ代表団を歓迎し、IFメタルの連帯を約束した。

3日目には、代議員はSKF経営陣から情報を受け取った。リカード・グスタフソンCEOとアン=ソフィー・ザックス人事部長が、グループの戦略目標と将来のフットプリントについて発表した。発表に続いて参加者との議論が行われた。

ケネス・カールソンと独ノルベルト・フェルクルのWUC副議長がWUCを代表して、戦略的な議論・決定に関する情報と協議を要求、組合に発言権があることを確認した。CEOと経営陣はこの要求に応えると約束した。WUCは経過をフォローアップしていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

                      

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