インド政府、労働組合運動への攻撃を継続
2024-01-18
2024年1月18日:インド被用者積立基金機構(EPFO)の再編後のパネルは、インダストリオール・グローバルユニオン加盟組合で構成される労働組合連盟、インド全国労働組合会議(INTUC)を排除している。
インド政府は最近、5年の任期が満了となった退職基金機関EPFOの中央評議会(CBT)を再編した。新たに編成された評議会は、前評議会で定数を割り当てられていたINTUC、全インド労働組合会議(AITUC)、全インド統一労働組合センター(AIUTUC)の労働組合代表を排除している。
EPFOのCBTは中央政府が設置した三者構成の法定機関で、従業員、使用者および政府の代表で構成されている。同評議会は連邦労働雇用大臣が議長として主導し、従業員代表に10人の定数を配分している。
再編後の評議会では、従業員代表10人のうち3人が政府の管理下にあるインド労働組合(BMS)に所属しており、2人分は空席である。労働組合の組合員数に応じて、どの組合が評議会に加わるか、何人の定数が代表組合のそれぞれに割り当てられるかが決まる。
各組合の組合員数を調べるための前回の国民投票は、2022年に実施された。それによると、INTUCとAITUCがインドでそれぞれ2番目、3番目に大きい組合として浮上したが、両組合は新しい評議会から除外されている。
INTUCおよびインダストリオール加盟組織インド全国電力労連のサンジャイ・シン書記長は言う。
「評議会からのINTUC排除に強く反対する。私たちは何百万もの労働者を代表しており、私たちを排除することは政府が労働者の声を排除していることを意味する。労働組合は、政府が新たな国民投票を実施し、各組織の組合員数を決定するよう要求している」
共同中央労働組合プラットフォームは労働雇用大臣に書簡を送り、評議会における組合の差別的かつ不相応な代表に不賛成の意を表明した。
アプールヴァ・カイワール・インダストリオール南アジア地域事務所所長は言う。
「インダストリオールは、インド政府が一貫して政労使メカニズムを弱体化させていることを非難する。私たちはEPFO再編に関する政府の専断との闘いにおいて、加盟組織を断固支持する」
« 前のニュース