冒頭、金属労協を代表して加藤裕治議長が挨拶した。来賓として国内を代表して高木剛連合会長が、海外を代表してマルチェロ・マレンタッキIMF書記長がそれぞれ連帯の挨拶を述べた。今回の大会には、海外からIMF本部のマルチェロ・マレンタッキ書記長、鎌田普書記次長をはじめ、14カ国・地域から17組織、22名のIMFの仲間が参加、植松国際局長からの紹介に海外参加者は一人ひとり立ち上がり、手を振って答えた。
報告事項では、一般経過報告、闘争経過報告、2008年度会計決算報告・会計監査報告に加え、「サマータイム制度実現への取り組み」について報告を行い、確認した。
審議事項では、第1号議案として「2009−10年度運動方針」を若松事務局長代行が提案、5産別から原案賛成の立場で意見・要望が出され、これに対して若松事務局長代行から本部答弁を行った後、満場一致の拍手で決定した。
続いて、第2号議案「規約・規程の一部改訂」、第3議案「2008年度一般会計剰余金処分」、第4号議案「2009年度会計予算」を承認した後、第5議案として、IMFが昨年11月中央委員会で提起した10月7日の「不安定労働に対抗する世界行動デー」に向けたIMF−JCのアピールをまとめた「不安定労働に反対する決議」について、植松事務局次長が趣旨を説明した後、金属労協女性連絡会議委員である富樫洋子代議員(JAM)が決議文を読み上げ提案、全員の拍手で採択した。
「役員の改選」では、神津役員選考委員長から役員選考委員会での審議経過と新役員候補氏名の提案があり、西原浩一郎新議長(自動車総連)・若松英幸新事務局長(電機連合)を軸とする2009〜10年度新役員体制を満場一致の拍手で承認した。新役員総勢21名が壇上前に整列し、議長団から役職・氏名の紹介を受けた後、新役員を代表して、西原新議長が就任の挨拶を行った。西原新議長はこの中で「労組の存在価値が社会から問われる時期に差し掛かっているという認識から、金属労協が果たす役割は非常に大きいと考える。我が国は様々な問題に直面しているが、IMF-JCとしては、そのような中で、ワークライフバランス実現、人材確保等、職場環境改善の前進を図りたい。来年5月開催のIMF世界大会に向けて果たすべき役割も大きい。これまで以上に緊密かつ丁寧なコミュニケーションを図りながらJC運動を前進させる所存であるので、産別各位の格段のご協力をお願いしたい」等と抱負を述べた。
引き続き、退任役員表彰が行われ、加藤裕治前議長、植松良太前事務局次長、前常任幹事の萩原克彦氏(自動車総連)、久保秀一郎氏(同)、石村龍冶氏(電機連合)、古川 栄氏(全電線)、そして前事務局長の團野久茂氏(基幹労連)が、西原新議長から表彰状を授与された。退任役員を代表して、加藤前議長が挨拶に立ち、「退任メンバーを代表して、IMF-JCの皆さまのこれまでのご協力に感謝したい。自分はIMF、JCの運動に係ってきて本当に良かったと思う。本日頂いた表彰・感謝状は今後の人生を生きる上で大変な励ましになる。今後のIMF-JC活動の一層の発展に期待したい」と述べた。
続いて、第7号議案「顧問および政治顧問の委嘱」を承認し、全議案の審議を無事終了した。各種役員を解任し、議長団の後半を担当した門馬大会議長が降壇の挨拶を行った後、司会の閉会の辞で終了した。
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