40年の歴史―激動と変革の時代、多くの成果の足跡―
加盟産別・単組、関係各位のご協力に感謝 |
IMF−JC議長 古賀伸明 |
大会代議員傍聴者の皆さんは、定期大会のまた後での式典参加、そして、諸先輩の皆様方には、日ごろIMF−JCの運動に対しまして、何かとご指導・ご鞭撻をいただいておりますことを心から感謝申し上げます。
先ほどの第43回定期大会において、議長に選任をされました古賀でございます。結成40周年記念式典に先立ちまして、一言ごあいさつ申し上げます。
ご存じのとおり、IMF−JCは、今年5月に結成40周年を迎えました。
1964年以来のIMF−JCの40年の歴史は、まさに激動と変革の時代の中で、多くの荒波にもまれながらも、諸先輩のご努力で国際的にも国内的にも、数多くの成果の足跡があったわけでございます。そしてまた、当然のことながら、加盟産別、加盟単組の行動で乗り越えてきたものと考えております。また、私たちは、これまで多くの関連組織や関連団体、関連各位の協力に支えられて、今日のこの40年の道のり、IMF−JCの発展があることを決して忘れてはならないと思います。
40周年では教育関係で功績のあった団体・個人を顕彰
今回、この40周年記念式典におきましては、多くの功績のあった団体・個人の中から、特に教育関係、労働リーダーシップコースの分野でご貢献いただきました団体・個人を顕彰させていただきたいと考えております。
皆さんよくご存じのように、IMF−JCの諸先輩は、結成直後から、何よりも深い理論と見識を持った労働組合の役員養成が重要であり、そのための本格的なリーダー教育の必要性を痛感していました。関連各位のご努力により、1967年、IMF−JCが結成されて3年目に、IMF−JCと明治学院大学産業経済研究所が連携をして、東日本リーダーシップコースがスタートをいたしました。
そして、1969年、結成5年後には、西日本リーダーシップコースが同志社大学のご協力により開設され、東西2つの労働リーダーシップコースという形態が整いました。以降、東日本コース、西日本コースとも、開設30周年を迎え、両コースの記念シンポジウムの中で、いろいろな議論がなされ、労働組合教育、労働組合のリーダー教育には、人格的な教育も含めた基礎的な教育と、一方では、運動推進の専門教育の両輪が不可欠ではないか。あるいは、すべて合宿性による西日本コースは、組合リーダーの基礎教育として定着しており、今後も中核的な人材養成をするコースとして継続実施するべきではないか等々の論議を踏まえ、この労働リーダーシップコースへの改革の試みが始まったわけでございます。
東日本コースは、4年間のトライアルを行いながら、2001年11月から金属産業の新しい運動の変化を踏まえ、金属産業の政策づくりを推進し、新たな労使関係を構築できる人材を養成することを目的に、従来の東日本コースを「労働リーダーシップコース上級コース」と改称し、開催していくことになりました。
一方、西日本コースは、従来どおり、全期間合宿制のもとで、基礎コースとしての位置づけをより明確にしながら、2002年1月より、名称を「労働リーダーシップコース」に改称して開催していくことになり、現在に至っているところでございます。
これまでの終了生は、上級コース、すなわち、旧東日本コースが935人、基礎コース、旧西日本コースが1,176人、合計2,111人に上っています。その多くの終了生が、単組・企連・産別はもちろんのこと、連合本部、地方連合の主要な役員として、また、IMF−JCの中核を担う人材として活躍をしております。
もう私が言うまでもなく、運動の基盤は人、人材でございます。そのような視点から、JC結成40周年にあたり、長年継続実施している労働リーダーシップコースにご協力・ご貢献いただいている団体・個人の皆様から、代表して、本日2つの団体と3名の個人の方に、特別功労賞を授与し、その労をたたえたいと思います。
そのことをご報告しながら、私のごあいさつにかえさせていただきます。
ありがとうございました。(拍手)
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