第37回JC上級コースフォローアップ研修会

今後も継続的に開催し、相互の連携をさらに深めよう
JCは、第37回労働リーダーシップ上級コースのフォローアップ研修会を、5月7日(金)〜8日(土)の1泊2日、横浜市の三菱電機労組研修所メロンディアあざみ野で開いた。同研修会には、修了生8名中6名が参加、ゼミ担当講師の大平、神田明学両教授にもご出席いただき、上級コース修了から半年間の各自の課題解決への取り組み状況と新たな課題についてフォローアップの討議を行った。
開会−團野事務局長が挨拶

 7日は午後1時半から開会、冒頭、團野事務局長が挨拶に立ち、この労働リーダーシップ上級コース自身が再来年には40周年を迎えることから、更なる発展を期したいと述べた。続いて運営委員長の大平明治大学教授が挨拶に立ち、もうすぐ40周年を迎えるが、この40年間の蓄積を大切にしながら新たな時代のニーズに応えていきたいと述べた。最後に運営委員の神田良明治学院大学教授が挨拶にたち、この研修会で。違った観点から、おのおのの課題解決に向けた進捗状況について、種々意見交換してみたいと述べた。

神田ゼミ−ゼミ別討議 大平ゼミ−ゼミ別討議

 この後、ゼミ別に二つに分かれて、2時間程度、ゼミ別討議を行ったあと、全員で「課題解決案とその後の対応」について各人が活動報告を行い、最後に両教授、團野事務局長がコメントし、一日目の研修を終えた。晩は、全員で夕食を食べながら、更に交流を深めた。

 二日目は午前9時から約2時間、倉永学生長の座長のもと、一日目の討議でピックアップされた幾つかの課題を中心に「課題解決へのフォローアップ対応と新たな課題」について、さらに深堀した討議を行った。

倉永学生長を中心に全体討議 修了生活動報告

 最後に、両教授がまとめのコメントを行った。
 大平教授は、「40周年をめざして、上級コースの位置づけについても、労働組合の質をどう変えることができるか、内容の改善を一歩一歩行っていきたい」とコメントした。神田教授は、「そろそろ、受講生各人が持っている課題解決への知恵を体系化し、共有化していく時期かもしれない。上級コースはそういう役割も担っている。今までは、企業のケースは取り上げてきたが、そろそろユニオンの課題対応ケースも蓄積されてきたので、コースの中で取り上げていきたい」等と述べた。
 修了生は、倉永学生長を中心に今後も継続的にフォローアップ研修会を開催し、相互の連携をさらに深めていくことを確認しあい、散会した。

上級コース閉講式に欠席した
藤江氏に修了証書が手渡された
再会を期し全員で記念撮影