VWブラジル労働者が希望レイオフを拒否
この多国籍自動車メーカーは、総勢2万5,000人のブラジルの労働者を16%削減したいと考えている。
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ブラジル:9月19日に発表されたロイター通信の記事によれば、フォルクスワーゲン(VW)・ブラジルの労働者は、希望レイオフか再訓練によってブラジルの労働者を4,000人近く削減するという経営側の提案を拒否した。サンパウロにある二つのVW工場の自動車労働者は、ストライキを視野に入れて警戒態勢に入ることで合意した。
金属労組は、ブラジルで全労働者の約16%を解雇するというVWの計画に従うのではなく、この自動車メーカーに2009年まで雇用保障を延長するよう要求することを票決した。
VWは、4,000人近い従業員をオートビサオ・ブラジル(Autovisao Brasil)という会社に転籍させて再訓練を受けさせ、ほかの仕事を見つける手助けをするという以前の計画に代わる案として、先ごろ労働者に希望レイオフ・プログラムを提示していた。
この希望レイオフを選ぶ労働者数は、VWが掲げている労働者4,000人削減の目標を達成する足しになっていただろう。
国内自動車販売は、今年前半に8%以上落ち込んだ。
最新情報:9月22日、ベルント・ピシェッツリーダーVW社長は、ブラジルの労働者がストを実施したら解雇すると言って威嚇した。これに対して、マルチェロ・マレンタッキ国際金属労連(IMF)書記長はVWのCEOに書簡を送り、次のように述べた。「スト権を侵害して、ブラジル自動車産業が直面する難題を解決することはできません。VWは、フォルクスワーゲンの社会的権利と労使関係に関する宣言(*)に具体的に示される『協力的紛争管理』と社会的関与を誓約しています。これまで貴社は、VW労働者の雇用・所得保障を守り、大量解雇を避ける建設的な方法で経済的課題に対応する慣行に従ってきました。私たちは、全世界すべてのVW事業と同様にブラジルにおいても、これらの慣行を維持することを強く催促します」
(*)VWとIMFが締結した国際枠組み協約
[2003年9月19日]
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