IMFニュースブリーフ

チェコの金属労働者が抗議行動参加へ

労働組合と組合員は、改革が必要だが、そのコストは全員が分担しなければならないと述べている。


チェコ共和国:
チェコ共和国の2大労働組合ナショナルセンター、チェコ・モラビア総連合(Czech Moravian Confederation、CMKOS)と自由労働組合連合(Association of Free Trade Unions、ASO)は、9月13日にプラハで大規模なデモを実施し、政府の国家財政改革案に抗議する。この抗議行動のスローガンは、「すべての政府は市民が認める方法で行動せよ!」である。
 この集会に参加する国際金属労連(IMF)加盟組織のチェコ共和国金属労連(OS KOVO)によれば、組合側は改革の必要性を十分に認識しているが、改革のために計画された構造には同意していない。
 マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は、チェコの加盟組織への連帯メッセージの中で、IMFとIMFが代表する世界2,500万人の金属労働者が、この行動においてOS KOVOおよびチェコの全組合・労働者と全面的に連帯することを表明した。マレンタッキ書記長はこう書いている。「この改革案の犠牲を全市民が平等に負担しておらず、政府が関係者全員にこれらの変革の立案への参加を求めていないのは、実に不公正である」
 チェコの労働組合は、改革の構造をどのようなものにしなければならないかを討議するに当たって、政府が労働組合の意見を聞き、労働組合を参加させることを要求している。
[2003年9月5日]