IMFニュースブリーフ

ポルキマで組合側が勝利

このトルコの自動車部品メーカーで協約が結ばれ、ストを実施していた労働者全員が職場に復帰した。


トルコ:
国際金属労連(IMF)加盟組織であるトルコ金属労組から吉報が届いた。同労組が自動車部品メーカーのポルキマで主導していたストライキが9月15日に終結、組合側が成功を収め、ストに参加していた労働者全員が再雇用されて再び働いている。
 この争議が始まったのは今年7月、交渉中に経営側が、すでに受け入れていた賃上げに関して態度を翻したときだった。これに対して労働組合がスト権投票を実施すると、会社側は交渉の続行を拒否し、労働者をロックアウトした。しかし、経営側は操業を再開したいと考えてロックアウトを終了したが、スト参加労働者の組合脱退を要求した。
 先ごろ達した合意で、使用者は賃金・弾力的労働条件に関する過去の要求を撤回し、これまでの労働協約で組合側が勝ち取った権利が守られた。新しい協約で獲得された賃上げは公式インフレ率を上回っており、労働者の期待に応える水準である。
 トルコ金属労組は、この闘争の間にIMFと加盟組織が国際連帯を示してくれたおかげで、このような成果を達成することができた、と感謝している。
[2003年10月3日]