ドレル・ラコルタ氏(1953-2004)
ルーマニアのIMF加盟組織U-METAL会長が亡くなった。
ルーマニア:国際金属労連(IMF)は、ドレル・ラコルタ(Dorel Racolta)ルーマニア全国金属労連(U-METAL)会長が7月13日に51歳で亡くなったことを知り、深い衝撃と悲しみに包まれた。同氏は脳溢血のため、短い入院生活ののち逝去した。
マルチェロ・マレンタッキIMF書記長は、友人であり同僚だった故人について、「ドレルには、ほんの2週間前にイギリスのトクアイ(Toquai)で開かれたISTC隔年会議で会ったばかりだった」と述べた。「彼はルーマニアの別の組合ソリダリターテ90(Solidaritate 90)との大規模合併を進めている最中で、熱意を持って力強く合併問題について語ってくれた」とマレンタッキ書記長は述べた。
「ルーマニア国民がチャウシェスク独裁政権を打倒したとき、この国は混乱しており、労働組合もまた混乱していた。古い労働組合制度を改革し、民主的で独立した代表的な運動に変えるには、多大な努力が必要だった」
「ドレル・ラコルタをはじめとする数千人の勇敢な男女が懸命な活動を開始し、新しい民主的な労働組合運動を徐々にではあるが確実に確立した。ドレルは、すべての場所で強力な国際連携を確立することの重要性を理解していた。それに、国際的にも素晴らしい仕事をした。ルーマニアの労働者とその家族にとって、歯に衣着せずものを言う優れた代表だった。惜しい人を亡くした」とIMF書記長は述べた。
IMF全体が、よき友人・同僚の死を悲しんでいる。
[2004年7月21日]
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