IMFニュースブリーフ

RMIの闘争が全世界に拡大

RMIチタニウム(米国オハイオ州)のUSWA組合員365人が1年間にわたってロックアウトを続ける中で、同労組の闘いが世界中に広がっている。

 

アメリカ:オハイオ州ナイルズのRMIチタニウムで全米鉄鋼労組(USWA)の組合員365人が1年前から続けている闘争を終わらせるために、国際金属労連(IMF)は国際連帯を提供し、この紛争の国際的注目度を高めている。
 RMIでロックアウトが実施されたのは、年間300万米ドルの譲歩に相当する会社側の提案の受け入れを労働者が拒否したあとのことだった。労働者らは、このRMI案によって新入社員に二重システムが適用され、より低い賃金・年金・医療レベルで雇用されて現行水準を達成する機会を与えられなくなることも懸念していた。これらの案を提示したとき、同社は工場が利益を上げていない証拠を示すことを怠った。
 この問題を現地で解決できなかったため、IMFは国際連帯行動を開始し、諸問題に関する意識を喚起するとともに、同社に圧力をかけ続けて公正な解決を要求してきた。ロブ・ジョンストンIMF鉄鋼担当部長は同社に書簡を送り、労働者を代表して解決を要求し、IMF活動を概説した。
 「RMIはロックアウトを終了して交渉のテーブルに戻り、1年以上にわたって放置してきた勇敢な365人の労働者のために公正かつ平等な解決に達する必要がある」とロブ・ジョンソン部長は述べた。
 RMIチタニウムは、多国籍企業RTIインターナショナル・メタルズ・インコーポレイテッドの完全所有子会社である。IMFの考えによれば、RTIは争議に対して責任を負わなければならず、会社全体に悪い印象を与えている。
 IMF加盟組織に対し、現地あるいは本社に宛てて同社に書簡を送り、連帯行動を支援するよう求める。書簡テンプレートはIMFウェブサイトで入手可能。
 労働者への連帯書簡サンプルもIMFウェブサイトで入手できるようにした。USWA組合員に、職場の尊厳を求めるこの闘争において自分たちが孤立しているのではないことを知ってもらうことが、決定的に重要だからである。IMFは加盟組織に対し、下記宛に支援の書簡を送るよう要請する。
トッド・ウェッデル会長
全米鉄鋼労組2155支部
1265 N. Main St
Niles, Ohio 44446
United States of America
[2004年11月10日]