当局が組合ピケの抑圧を画策
IMFに加盟するREPAMはベラルーシ当局による労働組合権の侵害に抗議し、いくつかの町でピケを張った。
ベラルーシ:国際金属労連(IMF)に加盟するREPAMは、11月4日にゴメリ、グロドノ、ミンスクおよびモギリョフでピケを張った。当局はまたしても、この行動を一般の人々から「隠蔽」しようとし、参加者によるピケを町の郊外と公園でしか許可しなかった。
そのような障害にもかかわらず、集団行動は実行された。予想どおり、ミンスクでのピケが最大規模で、およそ70人が参加した。モギリョフでは約50人が集まり、ゴメリとグロドノでは約25人が抗議した。他の自由独立組合も、この行動を支持した。
グロドノで組合のピケが許可されたのは2年ぶりのことだった。ピケ開始直前に組合歌の「サウンドトラック」が始まり、25人近くの組合活動家と独立ジャーナリストが旗やポスターを掲げて参加した。「結局、警察官が最も熱心な見物人で、目につく「通行人」は、どうやら『不審な』従業員を探しているらしいKGB担当官と町の工場の一つを受け持つ思想担当次長だけだった」と、ミハイル・ミニン(Michail Minin)氏はモスクワIMF事務所の会合で報告した。ミニン氏によれば、2時間に及ぶ行動の間、普段は人通りの多い時間にピケを通り過ぎた人は数十人に満たなかった。
ゲナディ・フェディニッチREPAM共同会長がグロドノへ来て行動に参加した。「今、私たちは独立組合運動の存続について語らなければならない」と同氏は言った。
会合の間、警察が直接挑発してくることはなかった。「当局は『抑圧戦略』を実施することに決め、抗議の示威運動をすべて、だれの目にも耳にも入らない町の郊外に追い込んだ」とミハイル・ミニン氏は結論づけた。
[2004年11月6日]
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