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イランの自動車労働者が契約労働の廃止求めてスト

イラン・ホドロ自動車製造工場で働く数千人の労働者が、不安定労働者の搾取に抗議し、賃金・労働条件改善を要求している。


イラン:国内最大の自動車メーカーであるイラン・ホドロで数千人の労働者が賃金・労働条件改善を目指してストライキに突入し、6月28日にハンガーストライキとして始まった行動が本格的なストに発展した。

労働者の要求は以下のとおり。

●職場への警備員の立入禁止

●強制的超過労働の廃止

●生産性手当の増額

●生計費調整に沿った賃上げ

●臨時契約の廃止による常用雇用化の促進

●下請会社の拡大の阻止

●主要な意思決定委員会への労働者代表の参加

労働者は、同社が契約・臨時労働者派遣会社を利用し、労働者に労働基本権や適正な労働条件を提供していないことに抗議している。イラン・ホドロの多くの契約・臨時従業員は10年もの長期にわたって働いており、しばしば超過労働を強要されている。



[2008年7月8日]