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ジョンソン・コントロールズの労働者が民主的組合代表を獲得 メキシコ・プエブラのジョンソン・コントロールズ工場(Resureccion)で働く労働者は、3日間のストライキと国内・国際連帯行動を経て、結社の自由の承認と利益分配増額に関する合意を勝ち取った。 メキシコ: メキシコ・プエブラのジョンソン・コントロールズ工場(Resureccion)で、労働者が国内・国際連帯行動の支援を受けて3日間のストに入ったのち、保護条約の撤廃や、結社の自由の承認などについて合意に達した。 5月25日、ジョンソン・コントロールズ工場(Resureccion)でBMWとフォード向けに内装部品を生産する労働者342人が、鉱山・金属全国労組(SNTMMSSRM)への加入カードに署名した。会社側が利益分配を5ドルしか支払わないと通知したことがきっかけで抗議行動が起こり、労働者は会社に対し、同社の管理下にある「保護」組合(Confederacion de Organizaciones Sindicales――COS)の解体と法律に定める利益分配の支給を要求した。 合意に達せず、会社側による威嚇が強まったため、工場の労働者は5月26日14時30分にストに入った。 その後3日間、工場ではメルセデス・ベンツ、BMW、クライスラー、日産、フォルクスワーゲンをはじめとする主要顧客への供給が遅れた。加えて、国内・国際連帯行動による圧力を受けた結果、ジョンソン・コントロールズの法定代理人とプエブラ州労働副長官ならびにプエブラ州労働委員会委員長が工場を訪れ、労働者と交渉するよう求めた。 労働者委員会はSNTMMSSRM、労働者支援センター(CAT)および連帯センターの顧問とともに協約を取り決め、最終的に労働者の承認を得た。最終的に達した合意の要点は以下のとおり。 ●ジョンソン・コントロールズはCOSとの法的関係を断つ。 ●ジョンソン・コントロールズは、労働者がSNTMMSSRM加入を選択したことについて結社の自由を承認し、その結果、労働協約の登録に必要なすべての支援を提供する。 ●会社はストライキを理由に労働者に対して訴訟を起こさない。 ●運動に参加した労働者に報復しない。 ●会社はスト中の賃金を全額支給する。 ●労働者は5月31日に100ドルのボーナスを受け取る。 ●労働者は5月31日に職場に復帰する。 ●労働者代表はメキシコおよびアメリカの同社に、事実ではない労働状況に関する通信を送らない。 ●会社は下請業者OneDigitの現従業員全員を雇用する。 争議中、IMFと加盟組織はさらに圧力を強めて米国ウィスコンシン州ミルウォーキーのジョンソン・コントロールズ本社に接触し、メキシコの労働者を支援して電話をかけたり、工場で結社の自由を尊重するよう要求したりした。 この共同作戦によって労働者は自分で選んだ組合SNTMMSSRMによる代表を確保し、SNTMMSSRMは労働者を代表して労働協約を引き継げるようになった。さらにこの協約は、約80人の下請労働者をSNTMMSSRM交渉単位に参加させることも定めている。 IMFは、この工場とメキシコ・プエブラにある別のジョンソン・コントロールズ工場(FINSA)の労働者と引き続き協力し、FINSAでも結社の自由を確保するために取り組む。 関連リンク: Previous news item: More Johnson Control workers under attack in Mexico [2010年5月31日――アニタ・ガードナー]
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