インドの船舶解撤労組、政府に香港条約の批准を要求
2015-10-13
アラン造船所の船舶解撤労組はインド道路交通・高速道路大臣に書簡を送り、この産業の国際的な安全衛生基準である香港条約の批准を要求した。
アラン・ソシヤ船舶再利用一般労組(ASSRGWA)は、インド西部のアランにある世界最大の船舶解撤場の船舶解撤労組である。
書簡の内容は以下のとおり。
「(この産業の)ほとんどの労働者にとって、60歳まで生きることは夢にすぎません……したがってASSRGWAはインド政府に対し、危険で持続不可能な船舶解撤の問題を効果的に解決しようとする取り組みに加わり、香港条約を至急批准するよう要求します」
松崎寛インダストリオール造船・船舶解撤部門担当部長は言う。
「造船・船舶解撤労組のネットワークは、香港条約の実現に向けて行動を起こしている。条約の発効には、あと12カ国の主要海運国の政府による批准が必要だ。このキャンペーンは勢いづいており、この産業が安全になるまで引き続き要求していく」
V・V・ラネー組合書記長は次のように述べた。
「2015年10月7日にムンバイとアランの不安定雇用キャンペーンで、この問題を強力に取り上げる予定だ」
下記サイトでキャンペーン行動を参照:
http://www.industriall-union.org/campaign-to-clean-up-ship-breaking