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第51号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2016年4月18~29日)

トリニダード・トバゴの鉄鋼労働者、権利を求めて決起

2016-04-28

 

鉄鋼危機に立ち上がるトリニダード・トバゴの鉄鋼労働者

鉄鋼危機に立ち上がるトリニダード・トバゴの鉄鋼労働者

カリブ海の島トリニダード・トバゴの鉄鋼労働者は、国が鉄鋼危機に見舞われている真っただ中で雇用と権利を求めて立ち上がり、闘っている。

   今週初め、トリニダード・トバゴ鉄鋼労組(SWUTT)が組織した最新の抗議行動が実施された。

   アルセロール・ミッタルの閉鎖で大量レイオフが始まり、セントラル・スチール社(Centrin)やチューブ・シティーIMSなどの同業他社にもたちまち飛び火した。その後、すでに失業で壊滅的な被害を受けていた労働者は、使用者に法定解職手当の支払いを拒否された。

   クリストファー・ヘンリーSWUTT会長は、これまでに解雇手当を支給されたのは、今週初めに首つり自殺した労働者デービッド・フランシスの遺族だけであることを非難した。「なぜ会社側は、デービッドがこのような極端な形で要求した適切な対応ができなかったのか。これら各社が支払うべき手当を支払うまでに、あと何人の労働者が死ななければならないのだろうか」「この大量レイオフの社会的影響は引き続き波及し、さらに悪化するだろう」とヘンリーは警告した。

   SWUTTは、政府が介入して企業に法律を遵守させるよう要求している。

   インダストリオールは鉄鋼各社に対し、労働者が危機の矢面に立たされることのないようにし、トリニダード・トバゴだけでなくカリブ海地域全体にとっても極めて重要な鉄鋼業を救済するよう要求した。

 

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