イタリアの金属労働者、地震の被災者と連帯して時給1時間分を寄付
2016-09-26
イタリアの金属労組FIM、FIOMおよびUILMは、先ごろイタリア中部を襲った地震の被災地向けに募金を行う。
FIMとFIOM、UILMはインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織による模範的な連帯を表明し、先ごろ悲惨な災害に見舞われたイタリア中部の住民と地域社会への義援金集めを決議した。
3組織は8月25日の共同プレスリリースで以下のとおり宣言した。「FIM、FIOMおよびUILMは、壊滅的な被害をもたらした今回の地震の被災地向けに支援金集めを促進する。この募金は時給1時間分の連帯寄付によるもので、追跡できる透明な形で再建に充当されるよう確保する」
アマトリーチェ村の近くを震源とする壊滅的な災害が発生したのは8月24日早朝の午前3時36分のことで、308人が死亡した2009年のラクィラ地震以来の大惨事となった。今回の地震では少なくとも267人が死亡、365人が負傷し、病院で重体となっている人もいる。建物の半分が倒壊し、数千人が家を失った。
イタリアの金属労働者は全国総連合のCGIL、CISLおよびUILとともに、地震の被災者を支援する具体策として特別口座を開いた。この口座と運用方法の詳細については追って通知がある。
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