大会に先立って執行委員会が合意
2016-10-04
インダストリオール執行委員会は、第2回インダストリオール・グローバルユニオン世界大会のためにブラジルのリオデジャネイロに集まり、この大きな行事の前日に開かれた会合で重要な案について合意した。
執行委員は全員一致の決定により、大会でイェルク・ホフマンをインダストリオール会長に、バルター・サンチェスを書記長に、アトレ・ホイエ、ジェニー・ホールドクロフトならびにケマル・ウズカンを書記次長に選出するよう勧告することを票決した。2012年6月の創設以来インダストリオールを率いてきたベルトホルト・フーバー会長とユルキ・ライナ書記長は退任する。
執行委員会は、大会でインダストリオールの規約を変更し、インダストリオール・グローバルユニオンで女性参画率を高めるという案についても合意に達した。その内容は以下のとおり。
- インダストリオールの意思決定機関のあらゆるレベルにおける女性の平等な権利とより強力な代表性に向けた進行中の作業の一環として、40%の女性代表性の目標を導入する。
- 加盟組織の大会代議員団で最低40%の女性代表性を達成するために努力する。代議員が2名のみの場合は、1名を女性にすべきである。
- 2016~2020年の大会期間について、インダストリオールは、会長、副会長、書記長および書記次長と定義されるグループとしての選出指導部について、30%を女性で構成するために努力する。インダストリオールは、2020年大会までにその数字を40%に引き上げるよう努める。
- 女性委員会は、執行委員会の常任メンバーとする。
インダストリオールへの新規加盟に関して、執行委員会はイラン金属・機械労組(UMMI)の加盟承認も票決した。イランの自由で独立した組合運動は、過去の暗黒時代に弾圧や投獄、処刑にさらされながらも、基本的労働権の尊重を求めて闘い続けている。国際組織への加盟はイランにおけるUMMIの立場を強化し、組合員を保護するだろう。
インダストリオール・グローバルユニオンが新指導部を選出
2016-10-06
5,000万人の労働者を代表するインダストリオール・グローバルユニオンは、ブラジルのリオデジャネイロで開催中の第2回世界大会において新指導部を選出した。
10月4~7日のリオ大会に100カ国以上から約1,500人の代議員が集まっている。
インダストリオール加盟組織は10月5日(水)、ドイツのイェルク・ホフマンをインダストリオール・グローバルユニオン会長に選出した。ホフマン氏はドイツの金属労組IGメタル出身で、IGメタル会長でもある。
ブラジルのバルター・サンチェスが書記長に選出された。サンチェス氏はブラジルの金属労組CNM/CUT出身で、国際関係担当書記を務めていた。
ノルウェーのアトレ・ホイエと英豪系のジェニー・ホールドクロフトが、再選されたトルコのケマル・ウズカンとともに書記次長に選出された。
ジェニー・ホールドクロフトは元インダストリオール政策担当部長であり、アトレ・ホイエはノルウェー合同産業労組の出身で国際書記を務めていた。
インダストリオール各地域から6人の新しい副会長も確認された。ナイジェリアのイッサ・アレム、チュニジアのタハール・ベルベリ、アルゼンチンのラウル・エンリケ・マチュー、スウェーデンのアンデシュ・フェルベ、アメリカのキャロル・ランドリー、日本の相原康伸である。2018年にスペインのアグスティン・マルティン・マルティネスが、2020年の次期大会までアンデシュ・フェルベの後任となる。
代議員は、辞任したインダストリオールのベルトホルト・フーバー初代会長とユルキ・ライナ初代書記長との別れを惜しんだ。
イェルク・ホフマンは会長選出にあたって次のように述べた。「分業に基づく生産モデルの柔軟性が高まっており、組合運動に新たな課題を突きつけている。多国籍企業がグローバル化の勝者となっている一方で、多くの国々の労働者は敗者とみなされている。世界中の使用者が臨時労働契約や待機労働契約によって柔軟性を要求しているが、それと引き換えに保障や安定を提供することを拒否している。これを受け入れることはできないし、受け入れるつもりもない」
大会のテーマ――未来への闘い――を踏まえて、バルター・サンチェス・インダストリオール新書記長はこう述べた。「世界中で労働者の権利が攻撃されている中で、インダストリオール・グローバルユニオンは未来に向かって闘う用意がある。不安定雇用を阻止して企業欲と闘うために行動を強化すると同時に、ごく少数の人々に富を集中させるモデルを覆すべく取り組んでいく。インダストリオールは創設後4年間に誇るべき業績を数多く達成した。現在の課題は、最も必要としている人々、特に東南アジア、アフリカおよびラテンアメリカ諸国の人々のために、この世界最大の労働組合の組織と支援を利用することだ」
第2回インダストリオール世界大会は10月7日(金)まで続き、開催期間中に代議員は向こう4年間のインダストリオールのアクション・プランを決定し、コロンビア、韓国、ブラジルその他の問題に関する決議を採決する予定である。
インダストリオールは、鉱業、エネルギーおよび製造業部門で140カ国に600団体を超える加盟組織を擁する。2012年6月に創設され、グローバルな連帯のもとに世界中で労働条件改善と労働組合権を求めて闘う新しい勢力となっている。
背景
インダストリオールは、国際労働組合3団体、すなわち国際金属労連(IMF)、国際化学エネルギー鉱山一般労連(ICEM)および国際繊維被服皮革労組同盟(ITGLWF)の統合により、4年前にデンマークのコペンハーゲンで設立された。
ルーラがインダストリオール大会で演説
2016-10-06
ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ元ブラジル大統領が、リオデジャネイロの第2回インダストリオール世界大会の開会式で演説した。
第2回インダストリオール・グローバルユニオン世界大会は2016年10月4日にブラジルのリオデジャネイロで開幕した。ブラジルの立地に合わせて、開会式ではサンバや現代ラテン・アフリカ風のストリートダンス、ドラム演奏が披露され、活気にあふれた華やかな雰囲気に包まれた。ブラジルの文化、労働運動の強さと弾力性、ルーラ政権の業績を祝賀する行事だった。
貧困家庭に生まれたルーラは元金属労働者で、ブラジル大統領に登り詰めた。労働組合員として一連のストライキを主導、軍事独裁の基礎を揺るがした。ルーラは右翼の攻撃やメディアによる精査にさらされてきた。政敵が法律制度を悪用しようとし、エリート富裕層に支配されたメディアがブラジルの進歩を逆戻りさせようとしている。
ルーラは次のように語った。
「第2回インダストリオール世界大会代議員の皆様、この美しい都市リオデジャネイロへようこそ」
「シャラン・バロウならびにガイ・ライダー両氏、傘下組合の会長、世界中から集まった代議員、全世界の労働者を歓迎する」
「私は24歳だった1969年に労働運動に加わり、1972年には一般代議員になっていた。1975年にブラジルの金属労組の支部長に就任した」
「1980年、ストを組織したことを理由に軍事政権によって活動を禁止された」
「皆さんにこんな話をするのはなぜか」
「闘いは続いているからだ。そして慎重に行動しなければ、この闘いは長期にわたって続くだろう。だが、私は喜びと誇りをもって言う――もう1つの世界は可能だ」
「ポルトアレグレの世界社会フォーラムに出席した際に演説し、飢餓をなくして意思決定プロセスに貧困層を参加させることは可能だと述べた。スイス・ダボスでの世界経済フォーラムでも同じスピーチをした」
「銀行を救済したように貧困者を救済すれば、世界の飢餓をなくすことができるだろう! 金融システムを救済するために14兆米ドルを費やしたが、その結果がこれだ。この金を生産的投資に使って雇用を創出すれば、私たちの暮らし向きははるかによくなるだろう。さらに、軍事予算の一部を貧困層に与えればどうなるか想像してほしい」
「労働者を解決策の決定プロセスに参加させれば、世界を動かしているエコノミストや博士号取得者の多くよりも、はるかに賢明な決定を下してくれると思う」
「私は多くの貧困国、特にアフリカの指導者と話し、これは可能だと伝えてきた。国家予算において貧困層を優先する必要がある」
「しかし、多くの闘いが待ち受けているので準備しなければならない」
「私たちはブラジルで真の進歩を成し遂げ、良質な雇用を生み出し、強力で持続可能な経済を確立しようとしていた。だが右翼によるクーデターで、そのすべてが元の木阿弥になる恐れがある」
「まだ私たちに残されている民主的な余地を利用する必要がある。すでに勝ち取った権利を守るために闘い、別のやり方があることを世界中の人々に示す必要がある」
ルーラは大会代議員から総立ちの喝采を受けた。
ルーラ政権は3,000万人を貧困から救い出し、児童労働を減らし、女性に権限を与え、最低賃金を引き上げ、失業を減少させ、社会保障(ボルサ・ファミリア)を提供した。ブラジル経済を成長させ、この新しい富を公平に分配しながら、この業績を達成したのである。
ルーラのリーダーシップは世界中の組合を奮い立たせており、特に他の発展途上国では、庶民の生活を改善するために彼が採用した国家投資モデルが、政府に対する組合の要求の基礎となっている。
世界中の組合がリオ・ティント浄化を再確認
2016-10-07
ディーセント・ワーク世界行動デーの今日、13カ国の主要リオ・ティント事業すべての組合指導者が同社CEOに書簡を送り、リオ・ティントによる不安定雇用の利用制限と不安定労働者の条件改善を求めた。
世界中の組合がグローバル・キャンペーンへの取り組みを再確認し、大手鉱山・金属会社リオ・ティントに悪しき慣行の浄化を要求した。ブラジル・リオデジャネイロの第2回インダストリオール・グローバルユニオン世界大会で、この結論に達した。
世界各地のリオ・ティント事業の組合が大会に集まった。明るい報告もいくつかあった。例えば、争議なしで新しい労働協約が締結されたこと、経営側が組合の組織化に反対していない事業所もあること、同社がいくつかの国々で数十年ぶりに組合との対話を模索していることなどである。しかし組合の報告によると、多くの場合、現地のリオ・ティント経営陣は相変わらず労働者と組合を虐待している。
オーストラリアのAMWUとカナダのFIM-CSNから、リオ・ティントは職場の危険を減らすのではなく労働者を非難して懲戒処分を加えることによって、死亡事故ゼロ方針を実施しているとの報告があった。リオ・ティントが40%を所有するインドネシアのグラスベルグ鉱山で現在、労働者がスト中である。この鉱山では今年、3件の職場災害で3人の労働者が死亡した。
カナダの組合ユニフォーによれば、リオ・ティントはキティマトのアルミニウム製錬所で組織的に労働協約に違反しており、組合員は協約を守るための仲裁資金を調達する特別課徴金に合意した。
アフリカの組合からの報告では、リオ・ティントは不安定労働者の利用を増やしており、これらの労働者の権利侵害に対する責任を取っていない。マダガスカルのリオ・ティントで働く不安定労働者は、貧困賃金しか支給されず、雇用保障もない。
何百人もの大会代議員が、不安定雇用への依存度を高めているリオ・ティントに抗議するパネルを持って写真に収まった。
「インダストリオールは主要多国籍企業との対話に価値があると確信しており、組合と新たな関係を築きたいというリオ・ティントの声明を歓迎する」とケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長は言う。
「しかし、私たちはリオ・ティントの組合から明確な信認を与えられた――大会のモットーにあるように、同社が職場を本当に変革して約束を果たすまで、リオ・ティントで未来への闘いを推進しなければならない」
ドイツとアメリカの組合が組織化めぐり討議
2016-10-13
ドイツとアメリカの組合員が今日ベルリンで会合を開き、協調的な組織化によって大西洋の両側で力を強化するために経験と計画を共有した。
この米独労働組合対話にはインダストリオール関係者やジャーナリスト、学者も参加し、IGメタルが主催した。
アメリカの労働組合であるAFL-CIOとサービス従業員国際組合の指導者は、米国の労働法が不十分であり、組合回避戦術によって新規組合員の勧誘が困難になっている実態を討議するとともに、Fight for $15のようなキャンペーンが成功を収め、低賃金労働者が大きな成果を上げていることも発表した。
ドイツのエアバス従業員代表委員会に加わっているIGメタル幹部によると、ドイツではエアバス労働者の8割超が組合員であり、ドイツの経営陣と良好な社会的な対話を行っている。
このIGメタル幹部は、従業員がIAMとともに組織化しようとしている米アラバマ州のエアバス航空機組立工場を訪問した際、米国の経営陣に「グローバル枠組み協定はアメリカには適用されない」、「アラバマに組合はいらない」、「アラバマのエアバス労働者との会談は許可しない」と言われた。同幹部は連帯の表明として労働者と話をした。
IUE-CWA組合員のシーメンス従業員が、インダストリオールとグローバル枠組み協定を締結しているシーメンスの組織化に取り組むアメリカの組合による共同イニシアティブを、IGメタルが支援してくれていることに触れた。このイニシアティブの長期的な狙いはアメリカの全シーメンス施設の組織化だが、アメリカではドイツ企業においてさえ組合つぶしが広く見られるので簡単ではないだろう、とこの従業員は語った。
ドイツ労働組合総連合のライナー・ホフマン会長が、ドイツ最高裁判所が今日、EUとカナダの貿易協定であるCETA案を非民主的とする法的な異議申し立てを棄却した件を取り上げた。ホフマン会長は、グローバル化には反対しないが、貿易協定は不平等を悪化させ、社会的基準を保護しておらず、投資家にあまりにも多くの権利を与えていると述べた。
ケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長が、貿易協定は労働基準を守って民主的管理を確保する必要があると指摘した。書記次長は、インダストリオールが多国籍企業に対抗するために利用している国際レベルの手段についても論じた。
この会合は、ドイツとアメリカのインダストリオール加盟組織、特にIGメタルとUAWの組織化面での連携強化を受けて開かれた。両組合は先ごろ、米国南部でドイツ系自動車会社の組織化に焦点を合わせる大西洋横断労働機関を設立した。その目的は、アメリカで組織化の成功を促進するとともに、ドイツで交渉力を維持することである。
「インダストリオールは組織化に取り組んでおり、ほとんどすべての活動に参加している」とウズカンは述べた。「私たちは、協力によって組織化を推進しようとするドイツとアメリカの加盟組織のイニシアティブを支持する」
サムスンに関する報告書で時代遅れの慣行を摘発
2016-10-13
インダストリオール・グローバルユニオンは国際労働組合総連合(ITUC)とともに報告書を発表し、サムスンが労働者150万人に対して時代遅れの慣行を実施していることを強調した。
この共同報告書『サムスン――最新の技術、時代遅れの労働条件』は、サムスンが組合禁止方針を採用し、それがアジアの電子産業全体に影響を及ぼしているという悲惨な現実を暴露している。
「危険な職場に起因するがんで亡くなった元従業員の遺族への公正な補償の拒否から、税金逃れや談合カルテルへの関与まで、一貫して見られる要素が1つある――サムスンの企業文化は無慈悲にも、労働者の日常生活を犠牲にして利益の最大化を追求している」とシャラン・バロウITUC書記長は述べた。
この国際ハイテクメーカーは、労働・生活条件を改善するために結束して団体交渉する権利を始め、労働者に基本的自由を与えていない。
「サムスンはサプライチェーン全体で、どこであれ労働者が組織化すれば契約を解除すると言って脅し、組合結成を禁じている」とバロウ書記長は付け加えた。
サムスンは世界有数の規模と影響力を誇る企業である。
- サムスンの関連会社は韓国の総輸出の約5分の1を生産している。
- サムスン電子だけで2012年の年商が1,830億米ドルを超えた。この金額はカンボジアやホンジュラスといった国々のGDPを上回っている。
- 李健煕サムスン会長の純資産は126億米ドルと推定される。
- 李健煕は心停止を起こしたあと2014年5月から昏睡状態にある。息子のジェヨンがサムスングループの後継者で、10月27日のサムスン電子株主総会で役員に加わると予想される。
リンクをたどって、サムスンに労働者の虐待中止と組合禁止方針の廃止を求めるインダストリオールとITUCの抗議文を支持してほしい。
サムスンにおける一般労働者の生活をもっと明らかにするために、ITUCは「サムスンの秘密」という新作ビデオも発表、このビデオはサムスンの組合禁止方針に巻き込まれたある組合員の家族を取り上げている。
さらに詳しい情報については、ITUCとインダストリオールの『サムスン――最新の技術、時代遅れの労働条件』を参照。
インダストリオール・グローバルユニオン世界大会、韓国政府による組合弾圧との闘いを支援
2016-10-07
第2回インダストリオール世界大会は10月7日、韓国政府に対し、労働法の弱体化、抗議行動の非合法化、労働組合指導者の投獄による労働者の権利と民主主義に対する猛攻の中止を求める連帯決議を採択した。
インダストリオール加盟組織である韓国金属労組(KMWU)のサング委員長は大会で、政府は労働者を保護する法律を撤廃しようとしており、この措置を労働改革と呼んでいると述べた。労働者と組合が攻撃されており、韓国政府は結社の自由と労働協約権を適切に保障していない。
韓国政府は2015年、使用者が労働者を解雇したり、低賃金を押し付けたり、不安定雇用の利用を増やしたりしやすくする労働法改定を提案した。
この法改正案に抗議する大規模な組合集会から1週間後の2015年11月21日、韓国政府は、インダストリオール加盟組織の韓国金属労組(KMWU)や韓国民主労総(KCTU)をはじめ、いくつかの組合の事務所に機動隊を送って強制捜査した。
韓国の警察は、この取り締まりで数十人の組合員と組合指導者を取り調べ、逮捕して投獄した。ハン・サンギュンKCTU委員長とチョ・スンドク韓国公務運輸労組(KPTU)副委員長は2016年7月、最近の抗議行動に参加したことを理由に、それぞれ5年、2年の実刑判決を言い渡された。
インダストリオールに加盟している韓国全国電力労働者組合(KNEWU)のトンチンが大会で、KNEWUと組合員は弾圧に抵抗していると語り、インダストリオールと加盟組織に闘争への支援を求めた。
ケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長は、インダストリオールと加盟組織は断固として韓国の労働者を支援すると言う。
「私たちは韓国政府に対し、労働組合員攻撃の即時中止と退行的な労働改革の撤回を要求する」
第2回インダストリオール世界大会で採択された連帯決議の中で、インダストリオールは、
- 韓国政府に対し、労働者の基本的権利の尊重、反労働者的な労働法改定案の撤回、投獄されている労働組合員全員の釈放を要求する。
- 政府の攻撃に抵抗している韓国の労働者および組合との連帯を表明する。
- 韓国の組合、国際労働組合総連合、その他の全国組合および国際組合と協力しながら、この闘いを支援するとともに、韓国政府に対する圧力を強めて私たちの要求を飲ませるべく加盟組織と共同で取り組む。
若手組合員がインダストリオール大会に積極的に参加
2016-10-07
若い組合員たちが音楽やダンス、具体的な提案により、ブラジル・リオデジャネイロの第2回インダストリオール世界大会に参加した。
「若者は優先事項だ。若い人たちに現在および未来の組合幹部になってほしい」とユルキ・ライナ前インダストリオール書記長は1,500人の大会代議員を前に語った。
10月3日、ラテンアメリカ、ドイツ、ロシア、日本、オーストリアの若い労働組合員80人が、タンバリンを鳴らして横断幕と旗を掲げながら、大会ホールにサプライズ入場した。
翌日はステージに上がり、若年者向け訓練の実施、組合機構で若者が活動する場の創出、積極的で具体的な若年者方針の策定といった案をめぐって議論した。
「昨日は歌って踊った。今日は演壇に立ち、方針を策定して重要な決定を下そうとしている」とオーストリアのサッシャ・エルンストが参加者全員に述べた。
「団結して力を合わせればもっと強くなれるので、皆様方全員の支援が必要だ。行動する若者万歳! そしてコロンビアに和平を!」とコロンビアのエドウィン・パルマが訴え、出席者から拍手喝采を受けた。