南アフリカNUMSA、GM労働者にとって公正な取引を要求
2017-05-29
ゼネラル・モーターズが2017年末までに南アフリカから投資を引き上げると発表したことを受けて、インダストリオール加盟組織の南アフリカ全国金属労組(NUMSA))は、総勢1,500人の労働者にとって公正な取引を要求している。
労働者1,500人中589人の削減計画は悲惨な影響を及ぼす。
ポート・エリザベスのGMストランデール工場で25年以上前から働いているある従業員は、失業したら学校に通っている子どもたち4人を養うのが難しくなると言う。
「この使用者は残忍だ。私たちは打ちのめされ、士気が下がっている。もうすぐ失業すると分かっていながら職場に行くのは難しい」
NUMSAは、この米国系自動車会社が労働者を「不正かつ陰険」に扱っていることに「うんざり」している。同労組は、ポート・エリザベスの製造工場を購入する日本の自動車メーカー、いすゞとの取引の「完全開示」を求めている。
この大量解雇で数千人の雇用が危機にさらされている、とNUMSAは言う。この失業は、タイヤ製造業と自動車部品を含むサプライチェーンにも影響を及ぼすだろう。
そのほか、GM販売代理店132社の雇用も失われるおそれがあり、いすゞが引き継ぐのはそのうち90社だけである。
同労組の指摘によると、GMは「誠実」に行動しておらず、削減決定について法律の定めに従ってNUMSAおよび政府と協議しなかった。
労働者にとってよりよい取引を確保するために、NUMSAは削減についてGMと協議している。斡旋・調停・仲裁委員会が交渉を取り持つ予定である。
NUMSAはGMの行動をグローバル資本による労働者攻撃とみなしており、削減の代替案に関して同社に書簡を送った。この案の中には技能訓練や他の仕事の斡旋が含まれている。
NUMSAは次のように述べた。
「これはグローバル・ユニオンのインダストリオールだけでなく、新しい連合団体である南アフリカ労働組合連盟も全面的に支持している計画だ」
インダストリオール・サハラ以南アフリカ地域事務所のファビアン・ヌコモ所長は、この計画案は影響を受ける労働者に公正な補償を提供するものでなければならないと語った。
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