インダストリオールの武田アジア太平洋労働組合ネットワークが会合開催
2019-01-11
日系多国籍製薬会社、武田のアジア太平洋地域の労働組合による第2回会合が、2018年11月15日に東京で開催された。このグローバル・ネットワーク委員会の会合には、日本、インドネシア、韓国、フィリピンのインダストリオール・グローバルユニオン加盟組織が出席した。
ヨーロッパの武田労組代表もオブザーバーとして会合に参加した。
武田薬品労働組合(TWU)は、化学、エネルギー、製紙その他の部門で日本の組合をまとめている加盟組織インダストリオール・JAFとともに、ネットワークの調整に主導的役割を果たしている。この実際の会合は同社の本社で開催された。
武田が営業活動のグローバル化を進める中で、組合は国際ネットワーク機構を発展させ、各国の労働者間で情報交換を促進しようとしている。
会合では、他のインダストリオール企業別ネットワークと、国の状況や労働法が異なる各国における武田の労使関係を評価した。会合の一致した見解は明らかで、各国で労使対話を支援し、すべての組合員の権利を保護するとともに労働条件を維持・改善しなければならないということである。
会合の議長を務めた篠原正人TWU中央執行委員長は次のように述べた。
「今後とも、このネットワーク・システムを通してグローバル・レベルで意見を交換し、グローバル・ネットワークをさらに強化するためにも努力していく」
ケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長が述べた。
「団結は私たちの力だ。市場のトップを走る多国籍企業で企業別労働組合ネットワークを構築することにより、権利を確保するために努力を結集しており、至るところで労働条件が改善している。私たちはTWUが素晴らしい活動を行い、武田の労働者を団結させていることを称賛する。この活動に取り組む私たちの姿勢は明確だ」
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