世界の労働組合、公正な社会契約を求めて国連まで行進
2019-06-19
国際労働機関100周年を迎えて、国際労働総会に出席している世界中の組合がジュネーブ国連事務所の「壊れた椅子」まで行進し、21世紀の公正な社会契約を求めた。
グローバル・ユニオンとインダストリオール加盟組織(フランスのCGTとFO、イタリアのCGIL、韓国のKMWU)をはじめとする労働組合が、新しい社会契約を求めてジュネーブを行進した。
労働者が直面している課題の1つは、気候変動やインダストリー4.0、不安定性の高まりに関して行動を起こす必要に迫られていることである。新しい社会契約は公正な移行と仕事の未来を考慮に入れなければならない。
組合が求めているのは21世紀にふさわしいILOであり、普遍的な労働保障によって、すべての労働者に下記のILO基本原則の中核的権利を提供しなければならない。
- 児童労働・強制労働からの自由
- 労働における差別からの自由
- 結社の自由と団体交渉権
- 生活賃金、労働安全衛生および労働時間管理に対する権利