広報ニュース

第93号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2019年7月31日)

インダストリオール、ルノーと勤労生活の質に関する協定を締結

2019-07-09

ルノー・グループと同社グループ従業員代表委員会、インダストリオール・グローバルユニオンは、労働生活の質に関する前例となるグローバル協定を締結した。

今日パリで締結されたグローバル協定は、経済的・技術的・社会的観点から仕事の世界の発展を考慮に入れ、全世界のルノー従業員を対象としている。

このグローバル協定(「ルノー・グループで協力して仕事の世界を構築」)には、ティエリー・ボロレ・ルノー最高経営責任者とヴァルター・サンチェス・インダストリオール書記長、フランスの労働組合連合団体およびグループ委員会に加わっているその他の労働組合連合団体・組合、エリック・ビダル・グループ委員会書記が署名した。

ルノー・グループ従業員代表委員会に加わっている労働組合連合・組合10団体が署名した本協定は、グループ・レベルと現地レベルの両方で社会的対話の枠組みを提供する。この協定は可能性をもたらし、新たな取り組みを開始したり、妥当な実践的解決策を見つけ、現地協定の交渉を通じて職場における従業員の生活を改善したりするよう奨励している。

「ルノーがこのような革新的協定を締結し、職業生活と私生活とのバランスを尊重するより安全かつ魅力的な環境下で、世界中の当社従業員が働けるようにしようとしていることを誇りに思う」
――ティエリー・ボロレ、ルノーCEO

「新しい推進システムとデジタル化に伴って労働環境が大きく変貌しており、この社会的な面での変化に備えなければならない。本協定によって、世界中の関連組合は取り決められた方法でこれらの変化に対処できる。この協定は特に、各従業員に必要な技能の開発を提供することによって、今日の労働者が明日もまだ雇用されるよう確保する」
――ヴァルター・サンチェス・インダストリオール書記長

新協定は持続可能なアプローチにより、職場における生活の多くの側面、特に従業員が業績と幸福を両立させられるようにする側面を取り上げている。

グループの全従業員にかかわるこのアプローチは、次の5つの基本原則に基づいている。

  • 仕事の世界の発展に関する対話
  • 協力的な管理システム
  • インクルージョンへの持続可能な取り組み
  • ワーク・ライフ・バランス
  • 労働環境の調整

この新協定は、2013年7月2日に締結されたグローバル枠組み協定「持続可能な成長と開発に向けた協調」を補足している。基本的社会権を尊重するグループのコミットメントを確認し、職場における暴力やハラスメントと闘うために今年ILOが採択した条約を盛り込んでいる。

「この協定はILO100周年の結論の1つを実行に移すものだ――仕事の未来は事前に分かっているわけではなく、労働関係者が特に社会的対話を通して仕事の未来にどう対処するかによって決まる。本協定の署名者が、労働転換の課題に関してこの自発的かつ積極的な見解に立っていることを歓迎する」
――ガイ・ライダー、ILO事務局長

「この新しい協定は現地の社会的対話の枠内で、世界中のルノー・グループ従業員の日常生活の改善に向けて現場で具体的行動を起こすための道を開く。したがって、この新協定によって会社の経済的成果とルノー・グループ従業員の社会的成果を調和させることができる」
――エリック・ビダル、グループ委員会

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