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第97号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2019年11月30日)

第190号条約――生活を変える可能性!

2019-11-25

インダストリオールは今日、女性に対する暴力撤廃の国際デーにあたり、仕事の世界における暴力とハラスメントに関するILO第190号条約の実施と批准を促進する新しいキャンペーン「第190号条約――生活を変える可能性」を開始する。

職場におけるジェンダーに基づく暴力とハラスメントは、全世界で何百万人もの女性労働者にとって日常的な現実となっている。

国際労働総会は2019年6月、画期的な国際文書である第190号条約と第206号勧告の採択によって、仕事の世界における暴力とハラスメントへの反対を表明した。

新しいILO第190号条約は、職場における暴力とハラスメントの根絶を目指し、すべての人が勤労生活において暴力とハラスメントからの自由の権利を有することを認めた初めての国際基準である。

ILO第190号条約は、国の立法および執行の不足、したがって何百万人もの女性労働者の保護の不足を補うために不可欠な新文書である。

第190号条約は、仕事の世界における差別および不平等と闘う有意義な手段になる。この条約は、雇用と職業における平等および非差別の権利を確保する法律の採択を求めており、特にジェンダーに基づく暴力に取り組んでいる。

第190号条約は、ジェンダーに基づく暴力の根絶を目指す国際文書を達成するために何年も精力的に努力してきた労働組合運動にとって、非常に大きな勝利である。この新条約の採択は、暴力とハラスメントのない仕事の世界を求める労働組合の闘いに勢いを与える。

労働組合は、団体交渉や多国籍企業とのグローバル枠組み協定の交渉などにおいて、この条約を今すぐ利用し始めるべきである。

インダストリオールの誓約の採択によって、執行委員会と多くのインダストリオール加盟組織が、すでにジェンダーに基づく暴力との労働組合の闘いの重要性を認めている。

「第190号条約は、労働組合がジェンダーに基づく暴力、さらに広く見れば仕事の世界における男女不平等や差別と闘う絶好のチャンスを示している。第190号条約によって、1人の労働者も置き去りにされなくなる! この文書を利用して労働者、特に女性労働者の生活を変えるべきだ」とジェニー・ホルドクロフト・インダストリオール書記次長は言う。

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