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インダストリオール・ニュース2013年第3号(2013年2月13~27日)

ブラジルのゲルダウ労働者が安全作業を要求

2013-02-21

 2013年2月19日、ブラジル・サンレオポルドのゲルダウ工場で600人を超える労働者が2時間以上にわたって生産を停止し、2月16日に起こった重大な労働災害への対策を要求した。

 2月16日の夜、この工場で働くゲルダウ労働者イバネス・ドス・サントスが作業中に片脚を失った。イバネスは43歳で勤続年数16年である。工場の合同安全衛生委員会の労働者代表は、これまでの会合でゲルダウに、この事故は起こるべくして起こったと話した。人員削減とコスト削減措置が原因で生産ペースが速すぎることが事故につながったと見ている。

 ブラジルでゲルダウ・ネットワークのコーディネーターを務めるバウミール・ロディによると、ブラジルで重大事故が発生したのは過去1年間で3回目だ。

 使用者が警察を呼んで門を閉鎖したため、労働者は工場の中と外でデモを実施。デモ終了後、組合は使用者と会談し、特にブラジル全国統一ゲルダウ基本協約を要求した。使用者はサンパウロでの協議継続に同意した。

 組合側は、1月にピンダモニャンガバのゲルダウ工場で停職処分を受けた労働組合幹部の復職も要求した。工場職場委員コーディネーターのマルコス・アウベス・コレアは、安全確認視察への参加を認めようとしない安全衛生監督者との口論の末、停職となった。

 インダストリオール加盟組織の労働者ネットワークの中でも特に活発なゲルダウ労働者世界協議会は、傘下の労働者がいるすべての国々でディーセントな生活と仕事を確保する権利を擁護している。このネットワークは今週、8カ国のゲルダウ工場でメキシコ世界行動デーに積極的に参加した。

http://www.industriall-union.org/unions-at-gerdau-take-action-on-mexico

 

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