ゼネラル・モーターズのシラオ工場で独立組合結成
2021-09-02
【JCM記事要約】
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2021年9月2日:メキシコ・シラオのゼネラル・モーターズ工場の労働者が、新組合の全国自動車労働者組合(SINTTIA)を結成した。同労組は、GM労働者を代表して新しい集団雇用契約を取り決めるべく努める。
労働者は8月17〜18日の歴史的な投票で、メキシコ労働組合連盟(CTM)傘下の腐敗したミゲル・トルヒーヨ・ロペス組合が管理する現行労働協約を拒絶した。
現・元GM労働者が運営する団体で、過去2年間、同社による報復の対象となっている「Generando Movimiento」の支援により、別の合法的な独立組合が結成された。目的は、労働者の権利を守るために会社側と対話する態勢を整えた代表的組合の結成である。
GMで11年間働いているマリア・アレハンドラ・モラレスSINTTIA書記長は記者会見で、新組合はメキシコ労働省に正式に承認され、同省に登録されたと述べた。
「最終的に、私たちは率直に意見を述べた。労働者は団結しており、権利を求めて闘い、CTMを打倒する準備ができている。CTMは労働者を保護しておらず、労働者が受け取る給付を改善するために何もしていない」
SINTTIA法律顧問のパトリシア・ファン・ピネダが、9月17日に労働省はCTMの集団雇用契約を無効と宣言するだろうと語った。その後、SINTTIAは新協定を導入するために措置を講じ、GMに新協約の締結を求めるストを指示すると述べ、次のように付け加えた。
「ストを指示することは、実際にストが行われることを意味しない。スケジュールを設定し、まず会社側と会談するための時間を十分に取る」
マリーノ・バニ・インダストリオール・グローバルユニオン地域事務所所長は次のように述べた。
「労働者は団結して一緒に行動を起こし、指導者を支援すれば、職場で尊重と尊厳を確保することができる。SINTTIAは威厳のある職場を生み出す手段だ――組織化されたキャンペーンによってのみ、勢いを得て自分たちにふさわしい労働協約を確保できる」