TKエレベーターの社会的対話は労使双方にとって有益
2021-10-27
【JCM記事要約】
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2021年10月27日:世界中のTKエレベーター事業の労働組合員約50人が、10月25-26日にオンライン会合を開き、グローバル・レベルで社会的対話を改善する方法に検討を加えた。
最近創設されたTKエレベーターにおける社会的対話の改善・強化が、ヨーロッパ、北米、ラテンアメリカ、東南アジアから集まった50人を超える代議員の主な焦点となり、代議員たちは現行および将来考えられる組織機構をグローバルな社会的対話システムに転換する機会を検討した。
「TKエレベーターは全世界に5万人以上の従業員を擁し、グローバルな社会的対話が必要だ。インダストリオール加盟組織の間で、これについて一般的合意があり、このグローバル・ネットワーク構築への支援と意欲が見られるのはうれしい」とグループ従業員代表委員会の委員長で監視委員会メンバーのスーザン・ヘルベルガーは述べた。
「国際連帯を共通の目標に掲げて実現させることは、すでに私たちが常に取り組む課題になっている。全世界で全従業員の権利を支持する立場を表明すること――それがこのネットワークの共同の取り組みだ」とTKエレベーター国際委員会の講演者ウォルフガング・クラウスは述べた。
オンライン会合2日目には、TKエレベーターグループ役員で最高人事責任者のフィリップ・フート・バン・フォルミジールを代表とする経営陣が参加した。
「TKエレベーターでは、従業員の関与を高く評価し、従業員代表や組合との交流や討議を歓迎して楽しんでいる。グローバルな対話の実施をとても楽しみにしている」とフィリップ・フート・バン・フォルミジールは述べた。
TKエレベーターは5万人を超える男女を雇用しており、50カ国以上で大規模な事業を展開している。同社は2020年後半にインダストリオール・グローバルユニオンとグローバル枠組み協定(GFA)を締結した。
「TKエレベーターで当事者が署名した協定は充実したGFAだと思う。しかし、私たちが設置しようとしている新しい追加の機関によって、グローバルな社会的対話が単なる協議にとどまらないものであることを示すメッセージを送りたい。この種の対話によって新しい基準を定め、労使の交流を未来に適したものにしたい。このネットワークは始まったばかりだが、良い方向に向かっていると思う。インダストリオールは、この過程で皆さんを支援する」とマティアス・ハートウィッチ・インダストリオール機械エンジニアリング担当部長は述べた。
「声をそろえて発言し、力を合わせて初めて、TKエレベーター従業員の重要性が相応に評価される」とTKエレベーター欧州従業員代表委員会のユスフ・トゥフェックチー委員長は述べた。
ケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長は次のように述べた。
「グローバル組合ネットワークを確立・維持して組合の力を構築することがインダストリオールの戦略であり、TKエレベーター・グローバル組合ネットワークの結成は絶好の例だ。このグローバル・ネットワークは、TKエレベーター経営陣との世界的な労使関係の枠組みを開発する本部になるだろう」
「私たちが求めているのは、全レベルの苦情処理制度と救済およびグローバル枠組み協定の強制力のある実施に基づき、労働者の基本的権利を尊重・承認する真の社会的対話だ。インダストリオールは引き続きこのプロセスを支援していく」
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