ポーランドの組合、政府の政策に反対してスト
2013-03-28
3月26日の朝にポーランドのシレジア工業地帯で、最大10万人の労働者が政府の労働・保健・教育政策に抗議してストに入った。
このゼネストは連帯とForum Zwiazkow Zawodowych、OPZZ、オーガスト80が組織したもので、その目的は、「ジャンク」雇用契約の利用拡大、雇用権の制限、超過労働手当の減額をもたらす労働法改正案と、政府の保健政策および教育制度変更に反対することだった。
インダストリオール・グローバルユニオン加盟組織を含む労働組合連合が抗議行動を起こし、鉄道、鉱業、冶金、エネルギー各部門の労働者や教員、公共保健サービス従業員も加わった。製鋼所、鉱山、発電所の労働者が午前10時までストを行い、輸送部門は午前8時から2時間にわたって麻痺した。
いくつかの差し迫った労働・社会関連問題をめぐって1月、2月に政労使交渉が行われたが、具体的な成果をもたらさなかったため、今回の抗議行動が要求された。
抗議団体の要求は以下のとおり。
●減産時に労働者をレイオフしない企業を保護する制度
●欧州連合による気候パッケージ採択によって加算税を課せられる企業への補償
●不安定な契約の法的制限
●国家保健基金の清算と地域基金の導入
●困難な作業に従事する労働者の早期退職の維持
●学校の解散と公教育財政問題の地方政府移管の中止