マレーシアの組合にとって組織化が最優先課題
2024-05-14
2024年5月14日:マレーシアのインダストリオール加盟組合は、労働組合法改正の実施後、組織化の重要性を強調している。この改正により、一事業所内での複数組合による競合が可能になり、マレーシアの組合は組合構築における協力強化に関する協定について議論している。
覚書案はフィリピンの加盟組合からヒントを得ており、加盟組合は協力関係にある既存組 合が組織化している事業所からは撤退し、争いが発生した場合の紛争解決メカニズムを導入 べきだと提案している。
「マレーシアの加盟組合の大半は原則的に合意しており、組合指導部のさらなる審議を経て、次回の会議で覚書に署名する用意ができている。労働組合は、すでに組合がある事業所を荒らし回るよりも、94%の未組織労働者に焦点を当てるべきだ」
5月2~3日にクアラルンプールで開催されたインダストリオール・マレーシア団結会議で、インダストリオール・マレーシア協議会事務局長のゴパル・キシュナム・ナデサンはこう述べた。この会議には6加盟組織から30人が参加した。
参加者は各部門の労働安全衛生問題を強調した。電機・電子産業の労働者は、工場で未知の化学物質が使用されていることを懸念し、オペレーターとして長時間立ち仕事を要求されるため椎間板ヘルニアに苦しむ者もいた。
製紙・ゴム産業の労働者は、使用者は労働災害を防止するために、労働組合を定期的な社会的対話に参加させなければならないと述べた。労働組合は、1994年労働安全衛生法で義務づけられている安全衛生委員会に積極的に参加しなければならない。
インダストリオール鉱業・DGOJP担当部長のグレン・ムプファネは、TEAMSでILO条約155号と187号の主な特徴を共有し、安全衛生問題の監視と証拠の文書化は労働組合員の仕事の一部であると述べた。彼は、これはまともな労働条件を作り出そう とする組合の闘いの一部だと強調した。
「国際労働者追悼記念日に合わせて安全衛生問題を議論することは極めて重要である。インダストリオール地域事務所はマレーシアの加盟組合と緊密に協力し、より安全な労働環境とILO第155号条約の批准を求めるキャンペーンを展開する」
とインダストリオール東南アジア地域事務所長ラモン・セルテザは述べた。
【原文URL】
https://www.industriall-union.org/organizing-a-top-priority-for-malaysian-unions
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