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第179号インダストリオール・ウェブサイトニュース

トルコ金属労組のストが103日目

2024-07-30

2024年7月30日:トルコのメルセン工場の労働者は100日以上前からストを行い、団結権と団体交渉権を求めて闘っている。これらの労働者はインダストリオール加盟組織のビルレシク・メタル・イスによって代表され、3年近くにわたって自らの権利のために苦闘している。


トルコの労働省は2022年7月、フランス系ハイテク電気製品メーカー、メルセンのゲブゼ工場で組合の権限を認証した。 しかし、メルセン経営陣はこれに反対、組合を阻止するために訴訟を起こし、労働者に権利を行使させまいとした。組合を支持する多数の判決が下されたにもかかわらず、同社は交渉を拒否した。

調停実施中、会社側は労働者に対する圧力を強め、今年2月に組合員4人を解雇した。これがきっかけで4月にストが始まった。メルセンの違法行為は続き、経営側はストを抑えようと、ストに参加していない労働者に職務外の仕事をさせたり、組合員に嫌がらせをしたりした。

「もう100日以上、このテントで雨や泥に耐え、休日もここで過ごしている。権利を勝ち取るまで抵抗する」とメルセン労働者のハリル・ヤップは語った。

別の労働者、Mehtap Bakırが付け加えた。

「100日であろうと1000日であろうと頑張る。私たちの抵抗は貴重であり、成功の見込みがある」

ビルレシク・メタル・イスのウズカン・アタル会長はこう強調した。

「私たちはあくまでやり通す。メルセンに対し、倫理ガイドラインの尊重、傘下組合の承認、労働協約交渉の開始を強く促す」

「この間に、私たちはメルセンのスト参加者を全面的に支援し、連帯している。勝利は抵抗する人たちのものだ! 奮闘は続く」とケマル・ウズカン・インダストリオール書記次長は述べた。

ビルレシク・メタル・イスは、5月28日にフランス領事館前で記者会見を開き、当局者にこれら一連の違反を提示した。

 

【原文記事URL】

https://www.industriall-union.org/day-103-turkish-metal-workers-strike

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