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インダストリオール・ウェブサイトニュース第13号(2013年9月2~16日)

フィジーの労働者が発言権を獲得

2013-09-03

全国工場・商業労組(NUFCW)は5月の組織化プロジェクト開始以降、組合員数が20%増加した。

 フィジーでは労働組合運動が難題に直面しているにもかかわらず、NUFCWによる草の根レベルの組織化は労働者の人気を集めている。この運動は、これまで無視されていた労働者に職場で発言権を与えている。

  インダストリオールとNUFCWは、今年オーストラリアのシドニーで計画会議を開いたあとプロジェクトを開始した。この会議では、さまざまな産業分野の組合幹部が意見や経験を交換する機会を得た。会議の主な結果として、フィジーの労働者が職場で発言権を必要としており、安全衛生、労働条件、雇用条件といった極めて重要な問題を使用者だけに決定させるべきではないことが確認された。

  この計画会合は、持続可能性やサプライチェーンを通じた連携の構築など、重要な問題に関する戦略を議論・立案する機会も提供した。インダストリオールと国際運輸労連(ITF)の両方が、これを達成するために協力関係を深め、協調して活動している。

 ジョン・マダリアーNUFCW書記長は、「フィジーの組合運動には、できるだけ多くの労働者に発言権を与える責任があり、地域社会の組織化はそのための最善の方法だ」と考えている。フィジーの労働者は意見が一致しているようで、NUFCWの継続的な成長は、この戦略がうまく機能していることを示す一例だ。フィジーにおける組織化は簡単ではなく、多くの使用者が組合の承認を阻止する方法を見つけようとしている。

 女性労働者も組合の成長戦略で重要な役割を果たしており、NUFCW組合員の30%が女性である。女性は組合の主流活動に参加するだけでなく、女性独自のプログラムも確保している。いくつかの産業では女性が労働力の過半数を占めており、組織化活動に不可欠な存在となっている。

 ロブ・ジョンストン・インダストリオール・エグゼクティブ・ディレクターはこう述べる。「職場問題に関して労働者を支持して意見を述べるのは、労働組合の基本的な役割だ。フィジーで重層的なキャンペーンを実施し、組合が活動しなければならない環境を認識してその変革に取り組むと同時に、フィジーの労働者に影響を及ぼす日常的問題に焦点を当てることによって労働者の心にも訴えかけなければならない」

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