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第17号インダストリオール・ウェブサイトニュース2013年11月4~13日)

全米自動車労組がケンタッキーでフォルシアを組織化

2013-11-04

 米国ケンタッキー州の自動車関連サプライヤー、フォルシア・インテリア・システムズで働く労働者の過半数が、労働者の利益を代表する組合として全米自動車労組(UAW)を承認した。選挙は20131025日に行われた。組合によると、この結果、工場の労働者172人が組合を通じて発言権を得ることになった。

 フォルシアのケンタッキー工場は2011年に開設され、フォードモーター社のルイビル組立工場やカンザスシティーのゼネラル・モーターズ社フェアファックス組立工場で製造される車両向けに自動車内装を生産している。

 UAWはケンタッキーでの組織化の成果達成に先立って、アラバマ州コットンデールにある別のフォルシア工場で労働者を組織化した。その工場では20127月、メルセデス・ベンツMクラス・スポーツ・ユーティリティー・ビークル用の座席を製造する労働者が組織化に成功し、賛成過半数で組合加入を票決した。UAWは、ルイビルとコットンデールのフォルシア工場およびアラバマ州タスカルーサ郊外のジョンソン・コントロールズでの組織化成功により、南部の自動車工場で存在感を高め続けている。

 UAW8地区責任者のゲーリー・キャスティールは、新規組合員に対して「皆さんをUAWファミリーに喜んでお迎えする」と挨拶し、次のように述べた。「至るところの、特に南部の自動車工場の労働者が、職場の民主主義に強い関心を示しており、労働組合に加入するという決定が正しい措置であることを知っている。これらの男女労働者は懸命に働いており、労働組合に加入すれば雇用保障が得られるだけでなく、家族と地域社会のためにもなることを理解している。フォルシアは、過半数承認プロセスの利用に同意し、不和を生じさせる破壊的な時代遅れの選挙プロセスに労働者を追い込む反組合的アプローチを採用しなかったことでも評価に値する」

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