インダストリオール・グローバルユニオン、2本の新しいグローバル枠組み協定を締結
2013-12-13
インダストリオール・グローバルユニオンは、紙パルプ産業の主要企業(スウェーデンのSCAとノルウェーのノルスケ・スコグ)と、2日間で2本のグローバル枠組み協定(GFA)を締結した。
ユルキ・ライナ・インダストリオール・グローバルユニオン書記長は12月9日、SCAのヤン・ヨハンソンCEOと会見し、SCAとインダストリオール、スウェーデンの労働組合PappersとのGFAを更新した。SCAとの最初のGFAは2004年に締結され、その後2年ごとに更新されてきた。最新版のGFAはよりダイナミックであり、フランクフルトGFA会議の決定に沿って最新の要件を満たしている。改訂版は労使関係の基礎として、基本条約とILOガイドライン原則を挙げている。また、労働時間と超過労働手当の問題や、全従業員(常用、パートタイム、契約)を対象とする平等原則も取り上げている。
12月10日には、インダストリオールとノルウェーの合同産業労組、ノルウェー最大の製紙会社ノルスケ・スコグとの間でGFAが締結された。この協定に基づき、ノルスケ・スコグは人権・労働組合権を遵守・尊重し、サプライチェーンと顧客でこれらの権利を促進することを約束している。
ユルキ・ライナ・インダストリオール書記長は言う。「GFAは企業が社会的責任を負う事業を行えることを示しており、インダストリオールはこの種の協定を業界基準にしたいと考えている」と。