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第24号インダストリオール・ウェブサイトニュース(2014年4月~5月)

イタリアとフランスでクラウン・キャンペーンを支援

2014-05-13

 

イタリア・スピランベルトの工場前で

カナダのトロントで多国籍飲食品パッケージ・メーカーのクラウン・ホールディングスに対抗して勇敢な闘いを主導しているUSW9176支部の組合員代表は、イタリアとフランスの同社工場で働いている同僚を連帯訪問した。

 この訪問は「手当削減反対」キャンペーンに基づく一連の現地行動の1つで、その狙いはクラウンに関する事実を暴露し、カナダ、トルコ両国における臆面もない組合つぶし慣行をやめさせることである。

http://www.industriall-union.org/unions-speak-out-against-crown-with-field-actions

  組合活動家のマクヒューとエーモスが参加するUSW代表団は、モデナでイタリアのインダストリオール加盟組織FIOMの同僚と会談したあと、スピランベルトに移動してイタリアの活動家と合流、工場前でキャンペーン・リーフレットを配った。

 このキャンペーンはイタリアの労働者から強力な支持を得た。イタリアの労働者は、カナダとトルコで同社が労働者の権利を侵害していることをよく知っている。行動後、イタリアのクラウン工場の従業員代表委員会は、共同連帯声明を発表した。FIOMとイタリアのクラウン工場の組合員は、勝利を収めるまでカナダとトルコの同僚の闘争を支援すると約束している。

 USW組合員は、さらにフランスを訪問し、フランスのインダストリオール加盟組織CFDT-FGMMの指導部と会談した。CFDT-FGMM指導部は、同労組の組合員がいるフランスのすべてのクラウン現場で、「手当削減反対」キャンペーンに関する情報を広めていく。

 USW代表団の訪問直後、インダストリオールは、トルコでクラウンがまた労働者の権利を侵害したことを知った。

 トルコのインダストリオール加盟組織ビルレシク・メタル・イスから入った報告によると、クラウン経営陣はさらにイズミット工場で4人、オスマニエ工場で3人を解雇した。

  同社はイズミットのビルレシク活動家を非難し、現地ビール・メーカーのエフェスに出荷された缶に不法に組合ステッカーを貼ったと主張した。ビルレシクによると、同労組はそもそも上記のクラウン工場がある地域にステッカーを送っていないため、この主張には根拠がない。

同社は今までのところ、オスマニエにおける解雇の理由について公に説明していない。

 

 

 

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