労組出身者がスウェーデン首相に
2014-09-16
スウェーデンの組合IFメタルのステファン・ロフヴェン元会長が、スウェーデンの次期首相に就任する。ステファン・ロフヴェン氏が党首を務める社会民主労働党は、9月14日の総選挙で勝利を収めた。
この選挙結果を受けて、スウェーデンでは保守政権に代わって8年ぶりに社会主義陣営が政権に復帰する。
ロフヴェン氏は元溶接工で、インダストリオール・グローバルユニオン加盟組織IFメタルの組合員から、このスウェーデン有数の労働組合の会長になった。国際金属労連(IMF)執行委員も務めた。
2012年にコペンハーゲンで開催されたインダストリオール結成大会における開会の辞で、ステファン・ロフヴェン氏は次のように述べた。
「政治討論を行う場合は常に、労働者の声を聞いて尊重すべきだ。私は今も労働者の1人であり、それはこれからも変わらない」
ユルキ・ライナ・インダストリオール書記長は言う。「この極めて大きな功績について同僚の皆様を祝福する。労働組合員が国家を運営することを誇りに思う。どんな課題が待ち受けていようとも、ステファンは民主主義に深く根差した経験豊富な交渉者だ」
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