ブラジルのゼネラル・モーターズでスト参加者5,000人が勝利
2015-03-03
ブラジルのゼネラル・モーターズで5,000人を超える労働者が6日間のストを実施した結果、組合が勝利を収め、会社側は800人のレイオフ計画を撤回した。
サンパウロ南東部サンジョゼ・ドス・カンポスにある工場で金属労組の労働者数千人がストに入り、労働者800人に一時休暇を与えたのち解雇するというGMの計画に抗議した。
しかし数回の交渉を経て、「GMは組合側の主な要求であったレイオフの中止に同意し、私たちはスト終結に同意した」と組合指導者のアントニオ・フェレイラ・デ・バロスは2月26日のスト終結時に語った。
労働側は、3月9日から650人の労働者が5カ月の有給休暇に入り、その後少なくとも3カ月にわたって復職することに同意した、とバロスは述べた。
GMは当初、2カ月の有給休暇のあと労働者を解雇することを提案していた。
同社は今後、労働者に早期依願退職報奨制度による自主退職を勧める。
サンジョゼ・ドス・カンポス工場はGMのS10とトレイルブレイザーを生産している。GMは同工場の労働者数を2012年の7,500人から現在では5,200人に削減している。