新着情報(機関会議報告-定期大会)

第49回定期大会(2010年9月7日)

2010年09月07日

2011-12年度運動方針を決定

南雲連合事務局長、ライナIMF書記長らが挨拶
西原議長・若松事務局長を軸に新役員を選出

金属労協(IMF-JC)は、2010年9月7日(火)午前10時から午後4時半まで都内日暮里のホテルラングウッドで第49回定期大会を開催した。

司会の滑川事務局次長

14カ国・地域20組織から
27名のIMF加盟組織代表が参加

井出智則資格審査委員長

議長を務めた中島裕子代議員(自動車総連)と大野弘二代議員(JAM)

金属労協(IMF-JC)は、2010年9月7日(火)午前10時から午後4時半まで都内日暮里のホテルラングウッドで第49回定期大会を開催した。

司会の滑川事務局次長の開会の辞の後、資格審査委員の選出を確認したあと、井出智則資格審査委員長(基幹労連)から、午前10時現在の出席者数について、構成5産別から代議員234名(内委任状16名)、役員21名、傍聴40名が出席していることが報告され、大会成立要件である代議員定数272名の3分の2以上である182名を超えており、大会が成立していることが宣言された。また、来賓として、国内から連合本部の南雲事務局長が、海外からはIMF本部のユルキ・ライナ書記長をはじめ14カ国・地域20組織から27名のIMF加盟組織代表が参加した。

この後、議長団選出に移り中島裕子代議員(自動車総連)と大野弘二代議員(JAM)の両人が大会議長団に選出された。

前半を担当する中島裕子大会議長が冒頭挨拶した後、議事運営委員と書記について確認した。

1.議長、来賓挨拶

西原金属労協議長挨拶

最初に、金属労協を代表して西原議長が挨拶に立ち、国際連帯活動については、①3GUFの組織統合問題、②多国籍企業における労働組合ネットワークの構築、③日系企業労使紛争への対応、などについて、国内活動については、①7月参院選結果と政治情勢、②直近の経済情勢と雇用への対応、③円高是正に向けた対応、④春季生活闘争とJC共闘の役割などを中心に所信を述べた。(詳細

南雲連合事務局長挨拶

来賓挨拶にうつり、国内からは連合本部の南雲弘行事務局長が挨拶に立ち、①政権交代以降の政治動向、②グローバル化に対応した労働運動の推進、③2011年闘争への対応などについて所感を述べた。(詳細

海外来賓挨拶(ライナIMF書記長、リムIMFシンガポール協議会顧問)

岩井国際局部長から海外来賓メンバーを紹介した後、海外来賓を代表して、ユルキ・ライナIMF書記長が挨拶し、「IMFファミリーの要として積極的勝つ建設的な貢献をしているIMF-JCの協力に感謝すると共に、①世界金融・経済危機後の経済状況と雇用への対応、②3GUF統合への動き、多国籍企業における労組ネットワーク構築などについて挨拶した。(詳細

続いて、リム・チン・シュウIMFシンガポール協議会顧問が挨拶に立ち、これまでのIMF-JCの支援に感謝の言葉を述べた。(詳細

2.報告事項を確認

阿曽正之議事運営委員長

ライナIMF書記長のIMF特別報告

阿曽正之議事運営委員長(全電線)からこの後の議事日程について提案があり、これを確認した。

報告事項として最初に、「一般経過報告」の第1部としてライナIMF書記長から、IMFが推進している「多国籍企業における労組ネットワークの構築」についてIMF特別報告をパワーポイントを使って行った。IMF特別報告に対して、電機連合と自動車総連から意見・要望が出された。

野木正弘事務局次長

米内顕二次長

高橋英人会計監査

昼食休憩をはさんで、午後からは一般経過報告の2部として、この1年間のJC活動の「一般経過報告」を野木正弘事務局次長(国際局長)から報告、引き続き、「闘争経過報告」(米内次長報告)、「2010年度会計決算報告」(米内次長報告)、2010年度会計監査報告(高橋英人会計監査が報告)について報告、それぞれ全会一致の拍手で確認した。

3.審議事項

2011-12年度運動方針を審議・決定

審議事項以降後半は大野大会議長が担当した。審議事項に入り、第1号議案として、「2011-12年度運動方針」について、若松英幸金属労協事務局長が提案に立ち、取り巻く政治・経済・産業状況や雇用・労働環境などパワーポイントで説明した後、2011-12年度運動方針を提案した。加盟5産別から原案賛成の立場で意見・要望が述べられた。

1番目は、電機連合の野中代議員から、①グローバル化に対するJC運動の構築論議の視点、②金属産業にふさわしい労働条件を確立する上でのJC共闘の重要性、について意見・要望を述べた。(詳細:電機連合発言

2番目に、基幹労連の三浦代議員が、①金属産業にふさわしい労働条件の確立、②民間・ものづくり・金属としての政策実現に向けた取り組み、③グローバルな環境変化に対応した国際労働運動の推進、について意見・要望を述べた。(詳細:基幹労連発言

3番目に、全電線の窪田代議員から、①金属労働運動の強化と組織運営のあり方、②金属産業にふさわしい労働条件の確立、③民間・ものづくり・金属としての政策実現に向けた取り組み、④グローバルな環境変化に対応した国際労働運動の推進、⑤組織強化への対応とより効率的な運動の構築、について意見・要望が述べられた。(詳細:全電線発言

4番目に、JAMの真中代議員から、JCの組織改革に絞って、JAMの現状を踏まえた意見・要望が述べられた。(詳細:JAM発言

5番目に、自動車総連の村山代議員から、IMF-JCの国際活動強化について意見・要望が述べられた。(詳細:自動車総連発言

これらの産別からの意見・要望に対して、若松事務局長が本部答弁を行った。(詳細:本部答弁

この後、代議員の満場一致の拍手で「2011-12年度運動方針」を決定した。

規約・規程の一部改訂、2010年度一般会計剰余金処分、2011年度会計予算

満場一致の拍手で承認

つづいて、第2号議案「規約・規程の一部改訂の件」、第3号議案「2010年度一般会計剰余金処分の件」、第4号議案「2011年度会計予算」について、米内事務局次長から提案を行い、満場一致の拍手で承認した。

役員の改選の件~新たに女性常任幹事2名誕生、常任幹事は10名体制から12名体制に

泉田和洋役員選考委員長

「役員の改選の件」について泉田和洋役員選考委員長(電機連合)から経過説明と提案があった。女性参画中期目標に基づき今回から執行委員会である常任幹事に新たに女性枠を2名を新設し、常任幹事を10名体制から12名体制に拡大し、西原議長・若松事務局長を軸とする2011-12年度役員を全会一致で承認した。この後、議長団から新役員の紹介があり、新役員を代表して西原議長が挨拶した。

この後、退任役員の表彰が行われ、8名の退任役員から退任挨拶を受け、最後に退任役員8名全員への感謝と今後の活躍を祈って再度全員の拍手を贈った。

2011-12年度役員

8名の退任役員

表彰される中村前副議長

役員選考委員会の設置、顧問および政治顧問の委嘱

続いて第6号議案「役員選考委員会設置の件」、第7号議案「顧問および政治顧問委嘱の件」について、若松事務局長から提案し、全会一致の拍手で承認した。

全ての議事を修了し、大会各種役員および書記の解任を行い、大野大会議長から議長団降壇の挨拶を行い、司会の滑川次長が閉会の辞を述べ、午後4時30分に閉会した。