新着情報(労働リーダーシップコース)

第48回労働リーダーシップコースが閉校

2016年11月15日

第48回労働リーダーシップコースが閉校

34名が修了、第1回からの通算の修了生は1,657名に

閉校式での記念撮影

閉校式での記念撮影

 「時代の求める労働組合の役割」を総合テーマに同志社大学・関西セミナーハウス活動センター協力のもと、2016年10月13日に開校した。4本の柱にもとづく全人格的な教育をめざし、労働法や労使関係論など実践的な講義から、国内外の労働運動などの歴史的背景を学ぶ講義、職場の人間関係について考えるメンタルヘルスに関する講義など幅広いカリキュラムに加え、坐禅やお茶室体験など日本固有のカルチャーに触れるプログラムも実施した。

 

特別討論「三役と語ろう」

特別討論「三役と語ろう」

 今回は、従来より期間を2日間延ばしたことに伴い、特別討論会「金属労協三役と語ろう」を新設すると共に、実習を伴う「組合戦略づくり」(神田明学教授)、「統計学」(浦坂同志社大教授)の2つの講義時間枠を拡大するなど、カリキュラムの充実を図った。また今回、参加組合をより拡大するために、初めてオープンカレッジを実施し、産別・単組から2名が参加、リーダーシップコースを体験した。

ゼミまとめ発表

ゼミまとめ発表

 特別講演「経営と人間」では、株式会社ソシオネクスト代表取締役会長兼CEO・西口泰夫氏から「『技術を活かす経営』の探求」のテーマで、組織活動において如何に個人・個組織の部分最適の追求力を高め、その成果でもって全体が求める全体最適を創出することができるか、ご自身の経営体験を踏まえて、講演を受けた。また、労働組合・職場の課題を指導教授や受講生同士で討議を重ねながら解決案を探求するゼミナールについては5つのテーマに分かれ4回にわたり討議を重ね、最後にゼミナール毎にパワーポイントを使って発表を行い、成果を共有化しあった。

 現在の労働リーダーシップコース(旧西日本コース)の修了生は、今回の第48回を加えて通算で1,657名となり、旧東日本コース(第1~40回)の939名と合わせて、労働リーダーシップコースの修了生は2,596名となった。

閉校式 

閉校式で答辞を述べる涌井級長

閉校式で答辞を述べる涌井級長

 2016年10月29日(土)朝から出発(たびだち)の集いを行い、受講生がこのコースを通して学んで感じたことを一人ひとりが述べ合った。その 後、閉校式を行った。式辞として香川孝三校長(大阪女学院大学教授)が「皆さんは、講義でも、ゼミでもあらゆるプログラムに、非常に積極的に受講して、全体を盛り上げていただいた。ここで培った人間関係を大切にして、50周年の時にまた全員で再会したい。ここで得たものをベースにさらに深堀した研鑚を期待している」と激励し、34名全員に修了証書を授与した。主催者代表挨拶として浅沼弘一金属労協事務局長から「運営委員の先生方、留守を守っていただいた職場、家族への感謝を忘れず、皆さんがそれぞれの持ち場に帰って、ここで学んだこと、得た経験を実際の現場の中で活かしていただきたい。」と述べた。その後、ゼミナール担当講師の石田副校長(同志社大学教授)、中田運営委員(同志社大学大学院教授)が挨拶に立ち、修了生を激励した。受講生代表としての答辞では、第48回の級長である全本田労連・涌井貴宏中央執行委員が14日間の思い出と今後の決意を表明、最後に「卒業の歌」を全員で合唱し、閉校式が終了した。