新たな時代切り開く39名の精鋭が受講
1月11・12日
第2週は、前半は、3名のゼミ担当講師から労働関係の講義を受けた。
石田光男同志社大教授から「労使関係論」、中田喜文同志社大教授から「労働経済論」、そして香川孝三大阪女学院大副学長から「労働法」の講義を受けた。石田教授からは、仕事論を通じての労使関係の考え方についての考察すると共に、最近の海外視察を通して見聞したドイツ、スウェーデン、アメリカの労使の合意事例を紹介した。11日(月)晩には早川一光総合人間研究所所長から「地域福祉論」の講話を聴いた。
1月13日
折り返し地点の13日には、午前中に樋口和彦同志社大名誉教授から「深層心理学」を受けた後、午後から、香川副校長、森口セミナーハウス館長の引率で、全員で「鞍馬山散策」に出かけた。修学院駅から叡山電鉄に乗車し、終点の鞍馬駅で下車、駅舎駐車場の巨大な天狗前で記念撮影の後、徒歩で仁王門から本殿金堂まで30分くらいかけつづら折りを登った。金堂に隣接する社務所で「鞍馬山の自然に学ぶ」と題して講話を聴いた後、受講生一行は、自然を満喫しながら奥の院めざし、牛若丸が背丈を比べたとの伝説のある『背くらべの石』、岩盤が固いため、木の根が地表に貼っている『木の根道』をたどり、牛若丸が修行した奥の院「魔王殿」を通り、貴船側まで山越えして下った。貴船神社に立ち寄り、帰りはバスでセミナーハウス近くまで戻った。
13日晩は、交流会を開き、スネークジャンケンゲームを皮切りに、各班対抗のスタンスに全員で大いに笑い、懇親を深めた。ハウススタッフ都木さんの「ムーンリバー」、英会話講師による歌などの飛び入りも交え、最後は恒例の香川副校長を先頭に、全員で「阿波踊り」に興じた。
1月14日
14日は午前、植田和弘京大教授から、地球温暖化防止を中心に「持続可能な地域社会」、午後はゼミナール3を行った後、晩には、午後7時から9時まで大会議室で「討論会」を行った。討論会実行委員5名が座長となり、「労働・賃金」「組合活動」「社会貢献」「コミュニケーション」「ワーク・ライフ・バランス」の5つのテーマを設けた。受講生は自分の関心のあるテーマに集い、活発なディスカッションを行った。
1月15日
15日は、講義内容を従来の「雇用論」から「戦後世界経済を振り返る」に改め、猪木武徳国際日本文化研究センター所長から講義を受けた。午後は、神田良明学教授から「組合戦略づくり」について、組合戦略づくりのノウハウを学ぶと共に、グループ実習も行った。
1月16日
16日(土)早朝、近くの圓光寺で座禅体験をした後、住職から講話を受けた。
この後、午前10時から、『日本で一番大切にしたい会社』で紹介された島根県石見銀山近くにある義肢や義足を製造する中村ブレイスの中村俊郎社長から特別講演「経営と人間」の講演を受けた。