新着情報(労働リーダーシップコース)

第41回労働リーダーシップコース - 第3週

2010年01月23日

新たな時代切り開く39名の精鋭が修了
41回までの修了生は累計1,382名に

第1週 | 第2週 | 第3週

1月18-21日

18日(月)の午前篠原総一同志社大教授による「日本経済論」を皮切りに、午後は「現代科学技術の課題」(政池明京大名誉教授)、晩には「男女共同参画の職場と社会づくり」(三輪敦子世界人権問題研究センター)についてグループワークを通じて学んだ。

19日(火)は、午前ゼミナール④、午後は「統計学」(浦坂純子同志社大准教授)について調査データの分析の基礎についてパソコンでエクセルを使った実習講義を受けた。

20日(水)は午前「国際協力論」(平田哲アジアボランティアセンター代表)、午後「日本変革の時代と労組」(中條毅同志社大名誉教授)について講義を受けた。

講義最終日の21日(木)の午前はシュペネマン・クラウス同志社大名誉教授から「哲学」について講義を受けた後、午後は、「しなやかで強い組織文化づくり」(大平浩二明学教授)と「金属労協の運動課題」(若松英幸事務局長)の2本の講演を受けた。

日本経済論
(篠原総一氏)

現代科学技術の課題
(政池明氏)

男女共同参画
(三輪敦子氏)

統計学
(浦坂純子氏)

国際協力論
(平田哲氏)

日本変革の時代と労組
(中條毅氏)

哲学
(シュペネマン・クラウス氏)

「しなやかで強い組織文化づくり」
(大平浩二氏)

「金属労協の運動課題」
若松事務局長

1月22日

22日(金)の午前中は4回にわたるゼミナールを通して各人の職場・組合での課題について討議しまとめた個人レポートをゼミ別に集まり発表しあった。この後、11時半から全体でゼミナールまとめを行い、香川ゼミから順に、各ゼミナールまとめの全体発表を行い、各ゼミナールでの成果を共有化しあった。各ゼミの担当講師の総括の後、若松事務局長が挨拶に立ち、この2週間半にわたりゼミで討議して、解決策についてまとめた成果を分かち合うと共に、職場に持ち帰って生かしてほしいと結んだ。

香川ゼミまとめ

中田ゼミまとめ

石田ゼミまとめ

平田ゼミまとめ

冨田ゼミまとめ

ゼミまとめで質問する受講生

ゼミまとめで質問する受講生

総括をする若松事務局長

晩には、ゼミの担当講師、英会話の講師も参加の下、打ち上げ夕食会を行い、2週間半の全員の労をねぎらうとともに懇親を深めた。

打ち上げ夕食会で労を労う

1月23日

23日(土)朝8時45分から大会議室でロの字スタイルに座り、全員がこのコースに参加しての感想を述べあった。続いて、10時半から閉校式を行った。冒頭、平田哲校長が式辞に立ち、「同じ釜の飯を食べ合い、共に21世紀の労働組合の役割について研鑽しあった仲間達との2週間半の思い出を胸に刻み、来週からの組合活動に生かしていってほしい。このコースを通じて得た3つの出会い、すなわち、1つは友との出会い、2つには自然との出会い、3つには自分との出会いを大切にしていってほしい」と激励した。この後、39名の受講生一人ひとりに平田校長から修了証を授与した。第41回コースを終えて総計1382名が当コースを修了した。

出発の集い

閉校式平田校長式辞

修了証授与

閉校式に臨む受講生

八田名誉校長

若松事務局長

香川副校長

石田運営委員

中田運営委員

冨田運営委員

続いて、八田英二名誉校長(同志社大学長)が挨拶に立ち、「諸君の母校であるこの関西セミナーハウスを大切にして、知識と知恵の両方を身につけて、志を高く持ち、労働組合運動の者課題に挑戦する心を忘れずに努力し続けてほしい」と述べた。次に主催者を代表して若松英幸金属労協事務局長が挨拶に立ち、「今後10年間は日本にとっても、労働運動にとっても革命的な変革期を迎える。小賢しい人間でなることなく、心広く柔軟性のある開発力ある人材に育っていってほしい。天地人の上杉謙信は『義』を持って人を治めた。諸君も人の心を打つ人間になってほしい。ここで培った友情を大切に、働く仲間の輪を更に広げていってほしい」と激励した。香川孝三副校長からは「ここで培った人間関係が大きな財産である。労働リーダーシップコースの修了生の半分が女性となることを夢見てこれからも頑張りたい。諸君の活躍を祈ります」と挨拶した。石田光男運営委員は「ゼミの皆さんとの話し合いからいろいろなことを教えていただいた。日本的な伝統として、物事に行き詰まったときに最後に行き着くところはコミュニケーションである。企業から組合に厳しい改革要求が出ているが、ひるむことなく団結して乗り越えていってほしい。小林秀雄は目的地を決めなくとも『歩き方』それ自体が目的地を決める、と述べていた。これからも諸君の『歩き方』として組合員との真摯な対話をし続けてほしい」と挨拶した。中田喜文運営委員は、日本の経済の根幹であるものづくり産業の組合のリーダーとしての使命を忘れず、いろいろな課題にこれからも挑戦しつづけてほしい」と挨拶した。冨田安信運営委員は、「ワークライフバランスの問題についてゼミで取扱いみんなで討議し合ったが、これからも様々な課題に直面すると思うが、人脈を大切にしながら、いろいろなところから情報を得て、丹念に事実を集め、解決策を創り出していってほしい」と述べた。

閉校式で答辞を述べる
河野級長

閉校式最後に全員で
卒業の歌を合唱

打ち上げで
乾杯

修了生からハウスに地デジ
対応液晶テレビを贈呈

この後、今回のコースの級長を務めたパナソニックAVCネットワークス労組直轄支部の河野勝巳さんが受講生39名の2週間半の思いを込めた答辞を読み上げ、最後に全受講生一人ひとりの決意を認めた決意署名を平田校長に手渡した。最後に全員で「卒業の歌」を合唱し、閉校式を終了した。 この後、中庭で記念撮影をした後、アゴラホールで打ち上げを行った。打ち上げでは、第41回受講生一同から、セミナーハウスに地デジ対応液晶テレビが贈呈されると共に、各班長から、厨房、フロント、部屋係、庭・整備担当のハウススタッフに感謝の手紙を贈呈した。また、各ゼミから、5名のゼミ担当講師にそれぞれ感謝の色紙が手渡された。

最後に、河野級長の音頭で、再会を誓って一本締めで中締めを行い、解散した。