金属労協は、ユニオンリーダーの登竜門である第35回労働リーダーシップコース(基礎コース)を、2004年1月8〜24日の日程で、京都・関西セミナーハウスにおいて開講した。同コースには、金属労協傘下単組の中堅役員34名(うち友誼組織2名)が受講し、労働組合リーダーとして必要な基本的知識について講義を通して学ぶと共に、ゼミナールにおいて労働組合の各課題について指導講師のもと、徹底した討論を行った。また、受講生間にあっては、実行委員会(級長=鈴木克典・松下電工労組滋賀支部)による運営のもと、全期間合宿制で、産別の枠を超えて、ものづくり・金属産業の仲間として、深い人間関係を培った。
小雪の舞い散る中、伝統の労働リーダーシップコースは、ピアノ演奏、そして竹中校長の式辞で始まった。(開校式詳細)
受講生は、「自分の立つ場=点」「自分の立つ歴史=縦」「自分の住む世界=横」「自分の生きる基礎=深」の4つの柱に基づく全人格的な人間形成をめざしたカリキュラムのもと20講座を受講した。
特別プログラムとして、鈴木議長による開講講演、経営者による特別講演「経営と人間」(シャープ株式会社辻相談役)、留学生を講師とする「英会話」、井上所長による「朝の会」、受講生による自主的な「討論会」をはじめ、茶室や座禅体験など日本文化に触れる機会も持った。
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特別講演
(シャープ株式会社
辻相談役) |
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英会話の様子 |
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茶室体験 |
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討論会 |
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中條ゼミ |
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平田ゼミ |
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また、コースの特徴として、指導教授のもとに、5つのゼミナールに分かれ、「労働組合と人間」「労働組合と社会」「労働組合と職場」「労働組合と世界」「労働組合と社会貢献」をテーマに四回のゼミナールでものづくり産業における様々な課題について突っ込んだ論議を行った。その成果をレポートにまとめると共に、まとめの発表を行った。
コースの総括として、「21世紀における労働組合の役割」をテーマに各ゼミの代表がパネラーとなりシンポジウムを行った。途中で少人数に分かれての活発な討論も行った。
1月24日の朝には、全員で感想発表を行った。長くも短かった2週間半のコースを振り返り、全員が一言ずつ、発表。10時半からの閉校式では、竹中校長が式辞。「卒業式とは英語でconmensmenntコンメンスメントと言う。これは『始まり』という意味。今日を始まりとして、これまで習得してきた知識を、これまで培ってきた友情を、さらに強め、充実させていってほしい」と激励した。竹中校長から受講生全員に修了証書が授与された。JC本部を代表して團野事務局長がはなむけの言葉を贈った。最後に鈴木級長が答辞を述べ、全員で卒業の歌を合唱し、閉校式を終えた。
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式辞を述べる
竹中校長 |
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はなむけを贈る
團野事務局次長 |
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答辞を述べる
鈴木級長 |
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送別会・同窓会開く
邱さんが2004年4月6日に北京に帰国するに当たり、第35回労働リーダーシップコース修了生有志による「 邱ちゃん送別会&同窓会」が4月2日(金)晩、東京八重洲で行われた。
会には、神戸、大阪、滋賀、静岡、神奈川、群馬、東京などから14名が参加し、旧交を温めた。
(幹事はパナホーム労組の東海林さんでした)
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