金属労協は、労組リーダーの人間力を磨く恒例の第37回労働リーダーシップコース(基礎コース)を、2006年1月11〜28日の日程で、「時代が求める労働組合の役割」をテーマに、京都・関西セミナーハウスにおいて開講した。同コースには、金属労協加盟産別・単組から33名(うち友誼組織3名)が受講、労働組合リーダーとして必要な基礎知識を一流の講師陣から学ぶと共に、ゼミナールにおいて労組・職場での課題について徹底した討論を行った。また、受講生間にあっては、実行委員会(級長=高松俊二・マツダ労働組合)による運営のもと、全期間合宿制で、産別の枠を超えて、深い人間関係を培った。
伝統の労働リーダーシップコースは、竹中校長のご子息で有名なジャズピアニスト竹中眞氏のピアノ演奏でスタートした。(→開校式詳細)
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熱心に聞く受講者 |
労働経済論の講義 |
国際労働運動論の講義 |
受講生は、「自分の立つ場=点」「自分の立つ歴史=縦」「自分の住む世界=横」「自分の生きる基礎=深」の4つの柱に基づく全人格的な人間形成をめざした体系的なカリキュラムのもと20講座を受講した。
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英会話への誘い(竹中校長) |
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座禅 |

朝の散歩砂防ダムを背景に |
特別プログラムとして、加藤裕治議長による開校講演「これからの労働運動とリーダー像」、経営者による特別講演「経営と人間」(松下電器産業株式会社少徳敬雄顧問)、米国からの留学生を講師とする朝の「英会話」、田中所長による「朝の会」、受講生による自主的な「討論会」をはじめ、お茶室体験や早朝の座禅体験など京都の伝統文化に触れる機会も持った。また、毎朝、健康のために全員で元気にラジオ体操を行い、周辺を散歩した。
徹底的に話し合うゼミナールはこのコースの特徴である。指導講師のもとに、5つのゼミナールに分かれ、「労働組合と人間」(竹中正夫校長)、「労働組合と社会貢献」(平田哲副校長)、「労働組合と世界」(香川孝三神戸大教授)、「労働組合と職場」(石田光男同志社大教授)、「労働組合と社会」(中田喜文同志社大教授)をテーマに四回のゼミナールで組合や職場における様々な課題について突っ込んだ論議を行った。その成果を各人のレポートにまとめると共に、コース総括としてゼミ毎にまとめの発表を行った。
また、中間の18日午後には、スポーツ交流として全員でボーリング大会を行った。その晩は、ゲームや各ゼミ対抗の多彩な出し物で、交流会を行い、大いに鋭気を養った。
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全員でボウリング大会 (始球式を行う香川孝三先生) |
ゼミ別に多彩な出し物があった交流会 |
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竹中正夫校長から修了証を受取る 1234番目の卒業生大塚氏 |
1月28日の朝には、全員で感想発表を行った。長くも短かった2週間半のコースを振り返り、全員が一言ずつ、発表。
10時半からの閉校式では、竹中校長が式辞。「諸君はこのコースで組合の原点について考えた。この関西セミナーハウスを母校として、今後も響きあいの場をつくっていこう」呼びかけた。竹中校長から受講生全員に修了証書が授与された。JC本部を代表して團野事務局長がはなむけの言葉を贈った。最後に高松俊二級長が答辞を熱く述べ、全員で卒業の歌を合唱し、閉校式を終えた。今回で修了生の総数は1234名を数えた。
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卒業の歌を全員で合唱 |
高松級長の答辞 |
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