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エックスアロイ・アジア(タイ)が労働者をロックアウト 41人の労働者が、組合を結成して交渉要求を提出したあとロックアウトされた。 タイ/スイス:労働組合を結成して団体交渉要求を出した直接の結果として、エックスアロイ・アジア(Xaloy Asia)(タイ)社の労働者41人がチョンブリーの同社工場からロックアウトされた。 争議が始まって以来、会社側は誠意を持って労働者と交渉することを怠っており、経営陣は「労働者全員が会社側の要求を完全に受け入れるまで復職させない」と主張しているだけでなく、労働省地方事務所の仲裁人の提案に従って争議を拘束力のある仲裁に付託すること、すなわち、労働関係法第35条を利用することも拒否している。 マルチェロ・マレンタッキ国際金属労連(IMF)書記長は、スイス・オルテンのエックスアロイ本社のマネージング・ディレクターに書簡を送り、エックスアロイ・アジアにおけるこの労働組合権侵害に抗議した。マレンタッキ書記長は、このスイス系企業に対し、以下の方法で争議を解決するよう強く促した。 ● ロックアウトされた41人の労働者を直ちに無条件で復職させる。 ● 交渉のテーブルに戻り、労使の要求について誠意を持って交渉するか、争議を拘束力のある仲裁に付託し、双方に受け入れられる仲裁人に委ねる。 ● 反労組的な嫌がらせを一切やめる。 エックスアロイAGは、世界有数の可塑化システム・メーカーで、スイスのエンジニアリング・グループ、サウラー(Saurer)の子会社である。 [2003年1月23日] |