IMFニュースブリーフ
IMTノビ・ベオグラードで権利の侵害が発生
この会社はIMF加盟組織GSMネザビスノストの組合員12人を解雇した。

セルビア
:国際金属労連(IMF)加盟組織のGSMネザビスノストの報告によれば、セルビアでは、国家当局が人権の尊重を公式に選んだ2000年10月5日以降も労働組合権の侵害が続いている。
 そのような侵害は、特にノビ・ベオグラードのトラクター・メーカーIMTで発生している。同社取締役会議長を務めるドラガン・ミロバノビッチ(Dragan Milovanovic)労働・雇用大臣は、その地位を濫用してGSMネザビスノストの労働組合活動家12人の雇用を打ち切った。
 マルチェロ・マレンタッキ書記長はゾラン・ジンジッチ・セルビア首相宛の書簡で、「労働組合権は国際労働機関(ILO)条約に組み入れられており、これらの権利を尊重することはILOおよび国連加盟国の義務です」と念を押した。
 「そのような行為、そのような反労働者・反組合的な貴国政府の態度に断固抗議し、GSMネザビスノストの同僚を全面的に支援します。私たちには、組合員を守るために特定の行動を実施する義務があり、この件をILO、欧州会議、IMF加盟組合に報告します」とマレンタッキ書記長は書いている。
[2003年2月28日]