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UAW組合員がサン・ゴバンで抗議行動 このフランス系製造コングロマリットは、ノートン研磨剤で最初の協約を締結しようとする組合の努力を妨げようとしている。 アメリカ:全米自動車労組(UAW)組合員は、マサチューセッツ州ウースターのノートン研磨剤工場で初の協約を勝ち取ろうとする努力を強調するため、ノートンを所有するフランス系ガラス・セラミック・素材コングロマリット、サン・ゴバンの北米本社前でデモ行進した。 「サン・ゴバン管理者らは、ノートン研磨剤の労働者が独自の組合を結成するのを必死で阻止しようとしていた」と、ロン・ゲッテルフィンガーUAW会長は述べた。「労働者は自分たちの団結権を行使しようと決心していたので、会社側の試みは成功しなかった。今、サン・ゴバン管理者らは、団体交渉プロセスを妨害しようと同様に懸命に試みている」とゲッテルフィンガー会長は言う。だが同会長によれば、UAWはこの最初の協約を勝ち取ろうと決意を固めている。 デモ参加者らは、ノートン研磨剤の労働者が直面する問題を詳述するために、バリーフォージュ本社の従業員に文書を配り、マサチューセッツのサン・ゴバン所有工場で発生している安全問題、賃金・給付削減、再三にわたる労働権の侵害について説明した。この文書は、サン・ゴバン経営陣がウースターで公正な協約の取り決めを渋っている一方で、現在、同社が10億ドルを超える年間利益を上げ、経営幹部が多額の給料・賞与を受け取り続けていることも指摘している。 [2003年3月4日] |