IMFニュースブリーフ

GEで交渉が始まる

14人編成のCBC労組がゼネラル・エレクトリックとの全国交渉を開始した。

アメリカ:
国際金属労連(IMF)に加盟する全米通信労組=全米電機労組(IUE-CWA)の報告によれば、5月19日、ゼネラル・エレクトリック(GE)関連労組を代表する14人編成の合同交渉委員会(CBC)がニューヨーク市で会社側との交渉を開始し、全国交渉で最初の組合側提案を出した。

 CBCの委員長を兼任するエドワード・ファイアIUE-CWA会長は、GEが同社所有のジョンソン・テクノロジーで組織化活動を理由に解雇した2人の労働者を復職させることを提案した。全国労働関係委員会は、両方の事件で命令を発している。ファイア会長は、一連の交渉でこの事件を取り上げて解決しなければならないと指摘し、「本質的にゼネラル・エレクトリックは、これまでも現在も一貫して反組合的だ」と述べた。

 ファイア会長とアート・スミスIUE-CWA/GE審議会会長は、この交渉における主要な問題を概説した。特に、年金増額と雇用保障が目玉である。ファイア会長は、現在および将来の退職者の年金を「大幅に」引き上げるとともに、コストを転嫁せずに医療給付を増額することを要求した。

 「新しい3カ年IUE-CWA/GE協約で既得権の返還はない」とファイア会長は明言した。「ゼネラル・エレクトリックが、IUE-CWA組合員は医療費の転嫁による大幅な譲歩を受け入れるべきだとあくまで主張するなら、当労組の組合員はスト決行の覚悟を決めており、それを実行に移すつもりだ」

[2003年5月20日]]