反組合的な圧力が広がる
2003年ICFTU調査の結果、世界133カ国で反組合的な圧力が加えられていることが分かった。
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ブリュッセル:全世界における労働組合権侵害・抑圧を立証する国際自由労連(ICFTU)の年次報告書が発表された。
この2003年ICFTU調査は2002年1〜12月を対象に世界133カ国を取り上げたもので、それによると2002年に発生した労働組合活動家の殺害事件または「失踪」事件は213件に上る。
また、労働者の諸権利を守ろうと国家や非良心的な使用者に反抗したために、約1,000人の組合活動家が攻撃・暴行を受け、2,562人が拘留され、3万人が職を失い、2万人が嫌がらせの犠牲になった。
この調査は、特定の国々が頑なに反民主的姿勢を取っていること、グローバル経済で競争が激化していることを指摘している。これらの傾向と最もうまく闘うには、国際労働組合連帯を実現しなければならない。
報告書全文を読んだり、特定の国に関する情報を調べたりするには、ICFTUウェブサイトから2003年ICFTU年次調査をダウンロードするとよい。
[2003年6月10日]
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