ドイツ東部で金属労働者がストライキ
ドイツ最大の産業別労働組合IGメタルが、ドイツ東部における週35時間労働を要求してストに入った。
ドイツ:国際金属労連(IMF)に加盟するドイツの金属労組IGメタルが、ドイツ西部並みの労働時間短縮を求めるキャンペーンを推し進めるために選択的ストライキを開始し、ドイツ東部の主要鉄鋼・エンジニアリング各社で事業活動が停止した。
IGメタルによれば、ドイツ再統一から13年が過ぎた今、ドイツ東部の従業員の労働・所得条件を西部と同水準にするために、さらなる措置を講じるべきときが来ている。週当たり基本給は同じだが、週労働時間は西部の35時間に対して東部の金属労働者31万人は38時間である。
今週初め、ベルリンの南にあるツウィッカウのフォルクスワーゲン工場で約2,500人が早番勤務から離脱し、アイゼンヒュッテンシュタットの鉄鋼メーカーEKO鉄鋼(EKO Stahl)でも3,200人が職場を放棄した。
ストの標的企業として、そのほかにプラウエンのMANローランド印刷機(MAN Roland Druckmaschinen)やケムニッツのボッシュ・レックスロスが挙げられる。
6月19日現在の最新情報:ドイツ東部では、まだストライキが続いている。IGメタルは6月7日に部分的勝利を収め、域内の鉄鋼労働者9,000人の労働時間を段階的に短縮することについて使用者側と合意に達した。週労働時間の短縮は3段階に分けて導入され、2005年4月1日に37時間、2年後には36時間に短縮される。2009年4月からは週35時間労働になる。
[2003年6月4日]
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