IMFニュースブリーフ

GEAで枠組み協約

IMFは、ドイツ系エンジニアリング会社GEAにおいて、50カ国以上で働く従業員1万5,000人を対象にグローバル枠組み協約が締結されたことを歓迎する。

 

ドイツ:GEA経営陣、GEA欧州労使協議会、クラウス・ツヴィッケル会長を代表とする国際金属労連(IMF)が、社会的責任の原則に関する宣言に署名した。これはIMFが締結した5番目の国際枠組み協約である。
 プロセス技術、熱・エネルギー技術、空気処理・酪農システムを専門とするGEAの協約は、同社の社会的責任、「国際的に承認された人権」の支持・遵守、組合設立・加入と従業員代表に対する全従業員の基本的権利を認めている。
 この国際枠組み協約は、国際労働機関(ILO)条約第87号(結社の自由)および第98号(団体交渉権)の尊重を明記している。
 同様に非常に重要なのは、請負業者が各社の企業方針においてこの宣言を考慮に入れることを同社が「支持し、明白に奨励」していることである。GEAは「この協約を相互関係を育む有利な基礎とみなしている」。
 GEA本社はドイツ・ボーフムのGEAセンターにある。同社は社員のほぼ6割をドイツ国外で雇用している。
(注)金属産業初の枠組み協約は、2001年12月にメルローニ・エレットロドメスティチで締結された。その後、IMFはフォルクスワーゲン、ダイムラークライスラー、レオニ、そして今回GEAと枠組み協約を結んだ。今後もさらに増えるだろう。
[2003年7月7日]