ピータービルトのロックアウトが終結
このトラック・メーカーで働くUAW組合員は、新しい5年協約の批准に賛成票を投じ、職場に復帰する。
アメリカ:2002年9月2日から10カ月にわたって続いていたピータービルトのロックアウトが終わった。全米自動車労組(UAW)第1832支部の組合員らは、テネシー州マディソンにあるこの大型トラック・メーカーの新しい5年協約を受け入れることを票決し、それを受けて親会社のパッカーは7月1日までにロックアウトを終了させることに同意した。
UAWによれば、第1832支部の750人を超える組合員のうち職場に復帰できるのは250人だけで、残りの500人はトラック売上高が減少した結果、ロックアウト開始の1週間前にレイオフ通知を受け取っていた。
同労組は、ピータービルト労働者のために正義を勝ち取ろうと全国規模の運動を主導し、「このキャンペーンの圧力が会社側を再び交渉のテーブルにつかせるうえで役立った」と述べた。
ピータービルトの5年協約には、協定有効期間中における時間当たり合計3.05米ドルの賃上げと、1,000米ドルの調整額が含まれる。同社は今後も外部の取引先に仕事を委託する前に組合側と協議する予定であり、協約には「交渉単位の規模を縮小するために外部委託するのは、会社側の意図ではない」と明記されている。
[2003年7月8日]
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