IMFニュースブリーフ

VWプエブラ工場が賃上げを勝ち取る

週労働日数は一時的に5日から4日に短縮されるが、組合側は賃上げについて経営側と合意に達した。


メキシコ:
多国籍自動車メーカーのフォルクスワーゲン(VW)は、プエブラの同社製造工場で働く労働者に関して5.25%の賃上げに同意した。
 2003年の平均インフレ率が3.5%と予想される中で、これは実質賃金の上昇に相当し、組織労働者はこの案を承認した。
 国内需要と(主に米国市場への)輸出需要がともに減少した結果、今月上旬に労使双方は、プエブラ工場労働者1万人の5分の1を削減する措置を回避するために、週労働日数と賃金を減らすことで合意に達した。2003年の生産台数はおよそ28万5,000台で、2000年を30%、2002年を14%下回っている。
 VWメキシコは、「新型ビートル」、ジェッタ、ゴルフなどを生産している。プエブラ工場はVWにとって北米で唯一の生産施設である。
[2003年8月20日]