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アメリカ:全米自動車労組(UAW)と全米鉄鋼労組(USWA)が10月21日に発表した対プレス声明によれば、両組合はエレイン・チャオ労働長官を相手取って訴訟を起こし、米労働安全衛生局に国内工場のクリーンエア基準を設定させようと努めている。 この訴訟はペンシルベニア州フィラデルフィアで第3巡回区の控訴裁判所に提起され、裁判所に対し、アメリカの職場における金属加工油への許容曝露限界を抑える基準の発表を労働安全衛生局に命じるよう求めている。 ロン・ゲッテルフィンガーUAW会長は、同労組がすでに10年前から金属加工油に関して措置を講じるよう労働安全衛生局に請願していることに触れ、次のように語った。「その後、数百万人の工場労働者がこれらの危険な化学物質にさらされてきた。悲惨なことに、喘息や肺線維症などの重い呼吸器疾患にかかった人もいれば、職場で否応なしに吸わされている金属加工油霧が原因でガンになった人もいる」。労働安全衛生局はまるで責任を果たしていない、とゲッテルフィンガー会長は述べた。 レオ・ジェラードUSWA会長は「私たちが要求しているのは、労働安全衛生局が自らの職責を果たし、アメリカ人労働者の安全衛生を守るために必要な措置を講じることだけだ」と付け加えた。 アメリカでは毎年100万人を超える労働者が、自動車や農機具、航空機といった金属製品の製造に広く利用される金属加工油にさらされている。 詳しい情報についてはUAWとUSWAのウェブサイトを参照されたい。 [2003年10月27日] |